ARROWSが携わる災害支援事業への関心と、活動するチームの皆さんの姿に憧れがあり、2022年トルコ地震発災時の圧倒的な出動スピードの速さに、このチームで働きたいと、転職を決意しました。
私はもともとピースウィンズには寄付で関わりがあったのですが、災害で困難を強いられる人たちを前に、寄付だけでなく、自分自身が直接動いて役に立てる人間でありたいという思いと、ピースウィンズの組織としての決断力が、自分の理想とする働き方に合ったのだと思います。

ARROWSは災害時の医療とレスキューを軸としたチームです。
私は、医療者やレスキュー隊員が現場でスムーズに活動できるよう、ロジスティクス環境を整える調整員の役割を担います。またチームスタッフは、平時は訓練や地域医療ないし防災事業など、多岐の業務を行っていますが、私も訓練や事務局としての業務に携わっていますし、入職前には想定外の業務もいただいたりしています。
他のスタッフと同じ知識も技術も持ち合わせていませんが、後方支援も重要な役割だと日々感じています。
災害が多様化かつ激甚化する時代になり、民間団体であるARROWSがもつ柔軟性とスピード感のある支援は間違いなく今後不可欠になります。まだ自分にできることは限られますが、日々のひとつひとつの積み重ねがいざという有事に活きてくるので、その時に備え丁寧に業務をに向き合いたいと思っています。

スタッフの多くが転職者ですが、多様な事業をおこなっているため、バックグラウンドの様々なスタッフが集まっており、固定観念や一つのことに捉われない柔軟性のある環境が魅力です。
チーム内で職種や得意分野もバラバラなメンバーが集まっていても、社会的道義において目指すところが同じで、皆それに向かってやりたいことがはっきりし、活き活きと仕事をしています。また、一団体の中に国内外の両方の事業を持っているため、横断的な事業に携わる機会もあります。
社会的支援業務や、多様な働き方と選択肢を求めている方には、とても働きやすい環境だと思います。

私はまだ入職後間もなく、まずはチームの皆と同じラインに立ち現場に出ることを目標としています。
まったく未経験の分野への転職だったので、毎日が勉強の日々ですが、自分ができること・自分にしかできないことがあれば積極的に取り組みたいと思っています。
過去、災害時に何もできなかった後悔を、将来は災害支援のエキスパートになることで自分を変えていきたいと思っています。

転職を考えるに際し、NGOとはどんな団体か、どういう働き方なのか、想像があまりついていませんでした。
会社員から初めての転職でしたが、入職してみて一般企業と同じ福利厚生があり、働きやすい環境や理解もあり、まったく違和感を感じていません。やりたいことの意思があれば、チャレンジできる環境もあります。是非一緒に働きましょう！