Our Staff
スタッフ紹介
海外事業部
事業調整員
事業調整員
井上 慶子
Keiko INOUE
前職:なし。大学院(博士課程後期)
井上 慶子のインタビュー
-
#REASON
ピースウィンズへの入職を決めた理由は何ですか
小学生のときに様々な国の人と働きたいという思いを抱き、故ダイアナ元皇太子妃が地雷原を歩く様子やエイズ孤児の子と目線を同じにして話される姿をテレビで見て、国際協力の道に進みたいと思うようになりました。
彼女のように、前に一歩進むための手助けを必要としている人と共に一歩踏み出し、この瞬間を、明日を、未来を一緒に生きたいと強く思い、生きる上では教育が必要と教育経済を専攻しました。
ですが、教育を受けられるようになるまでの困難、教育と他の分野との関連性や相乗効果にも関心を持つようになり、人道支援で尊厳ある命を救うために様々な分野からアプローチするピースウィンズの一線で働きたく入職を希望しました。
-
#DRIVE
担当業務とそのやりがいを教えてください
海外事業の事業調整員として、事業実施のための資金の獲得や事業形成、効果的かつ効率的な支援実施のための事業運営や予算の管理、他支援団体との連携と調整、広報活動など幅広い業務に携わっています。
活動の主体は、支援を受け取る人びととその土地や人びとのことを知る現地スタッフだと思いますので、第一線で働く現地スタッフが安全に誇りを持って人びとのために活動できるよう、一歩引いた現地スタッフのバックサポートを心がけています。
チームと人々ともにやり遂げていくことはもちろん、熱意あるスタッフと共に自分の目や肌で実感する変化、新しい一歩を踏み出した人びとの姿を見られることがやりがいです。また、前向きで、イノベイティブなアイデアを積極的に提案してくれるチームの一員であることを光栄に思い、心から誇りに思うチームとの協働もやりがいです。
-
#APPEAL
ピースウィンズで働く魅力は何ですか
緊急事態が起きたとき、私たちに今どんな活動ができるのか、短時間でリスク分析をして行動を起こす、「誰ひとり取り残さない」というモットーを体現している団体であることに加え、分野横断型の支援を届ける力やイノベイティブな支援実施の環境があることが、とても大きな魅力だと思います。
人びとが困っている背景やその課題は複雑で多岐にわたりますが、ピースウィンズは複数の観点から課題を乗り越える活動や既存のありとあらゆるリソースを生かしたアプローチに取り組んできました。
もう一つの魅力は、人びととの近さです。
私たちが活動を行うにあたり、支援を受け取る人びと自身を巻き込むことで、人びとが尊厳を感じたり、自分たちで一歩踏み出すことにつながった姿を見ることができました。またより良い支援を届けるためにイノベイティブに挑戦していくスタッフとともに働けること、現場で人びとと共に支援を実施するという信念の実行、そして決して諦めない強さはピースウィンズで働くことの魅力だと思います。
-
#GOAL
これからピースウィンズで成し遂げたい夢や目標を教えてください
これまで様々な現場を訪れ、自分自身がどんなに過酷な状況にあっても他者を敬い、互いに手を差し伸べあう人びとに出会い、人間の強さや尊さというものを感じてきました。
私自身も決して諦めず、できる限りのことを尽くし、支えを必要とする人びとに寄り添った支援を、彼らと共にある活動をし続けていきたいと思います。
戦闘や自然災害では、被災者が、特に子どもや女性がどうしても悲劇のシンボルになってしまう印象があります。人びとの悲劇的な立場に注目することによって、その荷を負わせてしまう流れがあるように感じ、私自身は苦手です。人びとはけっして「かわいそうな人」ではなく、尊厳があり、生きる喜びがあり、苦しいときに這い上がろうとする、大切なものを守ろうとする、そんな強さのある人たちです。かわいそうな状況に置かれたことがシンボリックに扱われるよりも、彼らの強さのために世界が動くように、その一助になりたいです。
人びとと明日を、その先の世界を生きたいです。
-
#MESSAGE
入職を希望している方へのメッセージをお願いします
私たちの仕事は、「困っていることの助け合い」「共助」だと思います。私たちが日常で困っていることがあるのと同じように、戦闘や自然災害があって、ひとりで乗り越えられず困っている、私たちはそれに対して、現地に行き、手助けする対応な関係。
私たちの仕事は、思いやりを繋げることだと思います。ですので、同じ目線、同じ立場で、寄り添うことを意識して、これまで従事してきました。
一人でも多くの人に支援を届けたくても、それが難しいときもあります。でも、諦めず、イノベイティブやクリエイティブな思考と実行力をもって人びとの生活や社会を変えていくことができると信じています。そのためにはチームやその土地の人びとの存在が欠かせず、私自身が学ぶことばかりです。
チームと人びとと挑戦していく環境があるのは醍醐味です。
人びととお互いに学び合いながら、彼らが明日どんな世界を見るんだろう、それを一緒に見るために、一緒に人びとに手を差し伸べていきませんか。