【 連携事例紹介 】// Contents

大規模火災に見舞われた大分市佐賀関の避難所で11月23日、株式会社ゼンショーホールディングス様傘下の「すき家」の炊き出しが行われました。牛丼など179食を避難者の方々に提供。避難所は食欲をそそる牛丼の香りと温かい笑顔に包まれ、心の休まらない日々を過ごしてきた避難者の皆さんにとって、ほっと一息つくひとときとなりました。

11月18日に大分市佐賀関で起きた大規模火災は住宅や空き家など182棟に燃え広がり、大きな被害が出ました。避難所となった公民館には、多い時で180名を超える方が身を寄せました。炊き出しが行われた23日時点も、100人以上が避難所生活を続けていました。
発災を受け、ピースウィンズが運営する空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”は直ちに現地に向かい、緊急支援を開始。同時に、企業連携担当がつながりのある企業の皆さまに支援を呼びかけたところ、ゼンショーホールディングス様がすぐさま炊き出しキッチンカーの派遣を決定し、支援に乗り出してくださいました。
17時の食事の配布開始とともに、キッチンカーの前には避難者の方の長蛇の列が。なかなか温かい食事が食べられない避難所生活のなか届けられたおいしい牛丼に、避難者の皆さんから笑顔がこぼれます。「温かくておいしい食事ができてうれしい」「ありがとう」と、こちらの心がぽかぽかするような言葉をたくさん伺うことができました。

今回、キッチンカーによる被災地での炊き出しに取り組まれているゼンショーホールディングス様と、ピースウィンズの協働によって、避難所に迅速に温かい食事をお届けすることができました。多機関合同訓練などを通じて連携を強めてきたことが非常時にも生かされました。
発災を受けて速やかに力をお貸しいただいたことは言うに及ばず、訓練など私たちの平常時の活動についてもご理解くださっているゼンショーホールディングス様の温かいご支援に、心から感謝いたします。
空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”は、「一秒でも早く、一人でも多く」の命を救うことを使命に、大規模災害の被災地にいち早く駆けつけて救助・救命活動や避難所支援を行っています。さらに、企業の皆さまのご支援やご協力、協働によって、被災地での支援規模や活動の幅を広げることができています。
私たちの活動や災害支援についてご関心をお持ちの企業ご担当者様は、ページ下部のリンクからお気軽にご相談ください。





