【 連携事例紹介 】// Contents

石川県珠洲市上戸町にプレオープンした「こどものひろば」(仮称)に8月24日、地元の親子60人以上が集まりました。お目当ては、スターバックスコーヒージャパン様/石川地区とピースウィンズ・ジャパンでコラボ開催した、「キッズバリスタ」体験イベントです。会場は明るい笑顔とコーヒーのよい香りに包まれ、子どもだけでなく大人も日々の疲れを癒すイベントになりました。

この日、バリスタの先生として珠洲市にお越しくださったのは、スターバックス石川地区の皆さん。エプロンを身に着けてやる気満々の子どもたちは、おいしいコーヒーの淹れ方やミルクの泡立て方などを教わりながらコーヒー作りに挑戦しました。その間に親御さんたちはショッピングを楽しみ、用意した商品は次々に売り切れるなど大盛況。最後には、自分で淹れたコーヒーをお父さん、お母さんたちに振る舞い、和やかなひと時が流れました。
スターバックスのご担当者様からは、「想像をはるかに超える人数の方にお越しいただいた」と驚きの声が寄せられました。おいしいコーヒーの淹れ方を教えてもらうだけでなく、その場ですぐ実践できる体験型のイベントであったことが好評を博し、盛況につながったようです。
スターバックス様は、人のつながりやコミュニティの力を育むことに重きをおいて、社会貢献活動に積極的に取り組んでこられました。ピースウィンズとの初のコラボとなった今回のイベントも、コーヒーを通じて地域の絆を深める取り組みになりました。

珠洲市を含む能登半島では、地震や豪雨の被害が相次いだこともあり、人口流出が深刻化しています。地域社会をどう次世代に繋いでいくかが問われるなか、学校のグラウンドが仮設住宅や避難所で占拠されるなど、子どもたちが伸び伸びと過ごせる場所はむしろ失われていました。子どもが安心して遊べる安全な空間がほしい――そんな声に応える形で、地域の子どもたちが自由に遊べる施設として、今回のイベント会場となった「こどものひろば」(仮)が作られました。
スターバックス様とのご縁をつないだのは、実は子どもたち自身でした。珠洲市で開催されている「子ども会議」で、珠洲に最もほしいものとして「スターバックス」の声が挙がったのです。珠洲市にスターバックス様の店舗はなく、子どもたちにとって憧れの場所でした。熱烈なラブコールが関係者の大人たちを動かし、今回のコラボイベントが実現しました。
こどものひろばは8月末でプレオープンを終え、年末年始に予定するグランドオープンに向けての準備期間に入ります。スターバックス様からは、「グランドオープン後にまた会いましょう!」とのうれしいお言葉。1杯のコーヒーが人びとをつなぐ温かい場を、これからも共に作り上げていきたいと思います。

珠洲事務所ではこれから、子どもたちの支援に本格的に取り組もうとしています。子ども向けイベントの開催など、企業様と連携した企画も順次実施していきますので、ご関心をお持ちの企業ご担当者様はぜひお気軽にお問い合わせください。