【 連携事例紹介 】
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9月初旬、三井化学グループご担当者様がピースウィンズ珠洲事務所(石川県珠洲市)にお越しくださり、現地に駐在するスタッフとともに、従業員の皆様に向けたオンライン防災講演「令和6年能登半島地震災害から見えること」をお届けしました。
本講演は、「身を守る」がテーマの連続講座として開催されているもので、ピースウィンズからは2023年に続いて国内事業部次長・珠洲事務所統括責任者の橋本が講師を務めさせていただきました。
半年以上にわたり、珠洲市に住み込んで断水を身をもって経験してきた橋本から、今回は特に災害時のトイレの重要性などについて具体的にお伝えしました。
今なお支援活動が続く被災地からの生中継だったことで、よりリアルに感じ取っていただけたことも多かったように思います。
講演後には、大変多くのご感想をいただきました。
「講演を聞きながらトイレ凝固剤を購入した」「家に帰って防災用具の見直しをしたい」など、早速アクションに移してくださった方も複数いらっしゃり、災害を自分事として捉えていただけたことを大変嬉しく、頼もしく拝読しました。
一部ご紹介します。
「能登半島地震の事がずっと気になっており、実際の状況を伺う事が出来て大変勉強になりました。実際に撮影された写真は報道で見るものとは違う現実感を感じました。」
「BCPや安否確認を担当する部署にて勤務しています。災害が発生すると対策本部、BCP対応、安否確認等行いますが、一番大事なことは自助、共助であり、自身、家族、近所の方、住居、または、避難先での生活等、生活基盤が最低限確保された上での、会社業務であることを痛感させられました。」
「1年中365日災害が起きれば待ってはくれない環境の中で、みんなを救いたいという活動をされている橋本さんはじめ、ピースウィンズの皆様方に感謝いたします。」
「今後も、このようなイベントに積極的に参加して、災害への備えをしていきたいと思います。」
三井化学グループ様には、従業員募金「ちびっとワンコイン」で長年にわたってご支援をいただいているほか、今年は災害医療支援船への特別寄付を頂戴しています。
防災講演は、ピースウィンズの民間の災害支援団体としての意義に深く共感し、活動を支えてくださっている同社の皆様に、広く現場からメッセージをお伝えする貴重な機会となりました。
ピースウィンズが運営する災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”」では、これまでの災害支援を踏まえた知見や経験を多くの方にお伝えし、ご自身や職場・家庭での防災・減災を見直していただくことも大切な活動のひとつと考え、災害出動がない平時に講演や研修を提供しています。
参加者の属性やワークスタイル等に合わせて内容を検討させていただきますので、ご関心をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください。