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私たちの活動

【ウクライナ危機】北部チェルニヒウの病院への支援を開始

ピースウィンズは2023年2月、ウクライナ北部にあるチェルニヒウ州の3つの州立医療施設(循環器病院、子ども病院、精神神経病院)への支援事業を開始しました。地域に暮らすみなさんが必要な医療を受けられるよう、この事業ではそれぞれの病院にCTなどの検査機器をはじめとする医療機器を提供します。
 
●チェルニヒウ州立循環器病院は、州内でCTを保有している数少ない病院の一つでしたが、ロシア軍による爆撃で建物が破壊され、CTも被害を受けました。院長は攻撃を受けた時の恐怖をこう語ります。「ミサイルは無作為に飛んでくるため、標的になるかどうかは確率の問題です。でも、そんな状況には慣れてしまいました。爆撃機からは我々の病院を破壊しようとする明確な殺意を感じました。おぞましかった」。
 
●州立子ども病院も甚大な被害を被りました。地上階の病室が攻撃を受けて使用できなくなったため、入院していた子どもたちは地下室に移動して入院生活を続けざるを得ませんでした。この病院のCTも破損して使用できなくなり、子ども達は必要な検査を受けられない状況に陥っています。
 


被害状況を説明する子ども病院の院長
 

地下室で入院を続ける子ども

 
●州立精神神経病院は、州内唯一の精神科・神経科の専門病院です。この病院のある地域一帯は、一時的にロシア軍に包囲されました。その後解放されましたが、戦闘の間に精密検査機器が故障し、検査ができない状態が続いています。
 
ピースウィンズは、これら3つの病院に対してCTなどの医療機器を供与すべく、現在準備を進めています。先の見通しが立たない中、多くの人々が医療を必要としています。私たちはその声に応え、ウクライナの人々が平穏な日々を取り戻すため、支援を続けていきます。
 
引き続き皆様からのあたたかいご支援のほどよろしくお願いいたします。
 

 
本事業は、ジャパン・プラットフォームからの助成を受けて実施しています。

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