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海外人道支援

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2013.7.19

東ティモールの人びとに美味しい国産コーヒーを-後編-

東ティモール 海外人道支援

東ティモール駐在スタッフの永井です。
前回のルポに引き続き、東ティモール国内でのピースコーヒーの反響についてお伝えします。
▼前回のルポ:東ティモールの人びとに美味しい国産コーヒーを-前編-
https://peace-winds.org/news/activity/report/timor_leste/3990
|次はスーパーマーケットに進出!
ホテルとレストランへの卸売販売が大成功したのを皮切りに、3月からはいよいよ一般市民の消費の場であるスーパーマーケットへ向けた販売を試験的に始めました。

試験販売用パッケージ
試験販売用パッケージ

東ティモールでの販売名は「Café Letefoho」。東ティモールの人が知っている地名であるレテフォホという言葉を商品名に入れることで、国産であることを意識してほしいという願いを込めたピースコーヒー改めカフェ・レテフォホは、当初用意した試験販売用の1,000パックが発売4週間で完売するほどの人気でした。
どうやら「美味しい東ティモール産コーヒーを飲みたい」と思っていたのは、私だけではなかったようです。
Café Letefohoは東ティモール国内で大きな反響を呼び、4月からは日本のJICA(独立行政法人「国際協力機構」)が農水省と協同して首都のディリ国際空港にて立ち上げた「一村一品ショップ」でも取り扱ってもらえることになり、東ティモールから出かける人、帰る人のお土産として今日も空港に並んでいます。
一村一品ショップにて
一村一品ショップにて

試験販売の1,000パックが一か月足らずで完売したことを受け、6月からはいよいよ本格的に販売を開始。新パックでは、コーヒーの味はもちろんのこと、デザインにもさらに力を入れ、ポルトガル企業がつくるコーヒーにも見劣りしない、質・デザイン共に東ティモール最高品質のコーヒーを販売することを目指しました。現在は首都ディリの主要スーパーマーケット全店で販売を開始しています。
新パッケージの広告
新パッケージの広告

店頭でも売られている
店頭でも売られている

東ティモール国内のコーヒー販売を始めて何よりも嬉しいのは、多くの東ティモールの人びとに自国産のコーヒーに大きな誇りを持ってもらえるようになったことです。これまで美味しい自国産コーヒーを飲んだことがなかった多くの人びとから、「レテフォホで採れるコーヒーはこんなに美味しいのか!」と驚きの声が次々に届いています。
|次は小規模売店!庶民の手が届くコーヒーへ
レストラン、ホテル、スーパーでは美味しさを認めていただいたのですが、東ティモールではスーパーマーケット以外に、もうひとつ庶民の大きな消費の場があります。それは、キオスと呼ばれる個人経営の小規模売店で、一人当たりの買い物平均金額がおよそ10セントから20セント程度と低いのが特長です。
スーパーで買い物ができる人はあまり多くないので、庶民向けの市場と言えるこのキオスでの販売に向けて、何をどのようにすればいいのかといった方法を現在模索しています。
典型的なキオスの外観。同様の店がディリ市内だけでも500店以上存在する
典型的なキオスの外観。同様の店がディリ市内だけでも500店以上存在する

現在の予定販売価格は1パックあたり10セントで、インドネシア産のコーヒーと同価格に設定したいと思っています。この価格であれば、現在インドネシア産のコーヒーを飲んでいる人びとに自国産のコーヒーを飲んで頂ける機会が増え、また販売を開始すれば多くの方に喜んで頂けると確信しているからです。
東ティモールの人びとに、美味しい東ティモール産コーヒーを飲んで欲しい。
そうすることで、さらに多くの地域でコーヒーづくりが盛んになり、この国の将来を担うコーヒー産業の成長につながると考えています。
そう願うPWJ東ティモールチームの国内販売の戦いは、まだまだ始まったばかりです。
▼関連リンク
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https://peace-winds.org/coffee-supporter

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