ピースウィンズ・ジャパンは、紛争や災害などの脅威にさらされている人びとに対して国内外問わず支援活動を行うNGOです。

海外人道支援

Overseas

2003.11.8

日本に向けコーヒー出港

東ティモール 海外人道支援

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)の指導で、レテフォホ郡内の4カ村の農家35世帯が収穫・精製したコーヒーの生豆が10月31日、ディリ港から神戸港に向けて向けて出港しました。コーヒーは12月、神戸に到着し、検疫、税関などの手続きを済ませた後、焙煎、加工され、2004年初頭からPWJのフェアトレード商品として販売される予定です。

収穫後、現地で果肉除去や発酵、乾燥などのプロセスを経てパーチメントに加工され、さらに脱穀されて生豆となったコーヒー。加工後はPWJのレテフォホ事務所で湿度などに気を使いながら大切に保管されていましたが、10月24日、ついにレテフォホ村から積み出す日がやってきました。

午前8時、トラックへの積み込み作業が始まりました。コーヒー豆の詰まった麻袋は1袋が約60キロ。ローカルスタッフたちは、1人で麻袋を担ぎ上げ、トラックの荷台へと運んでいきます。プロジェクトコーディネーターの中島純(28歳)も1人で麻袋を持ち上げようと試みてみましたが、肩に乗せたとたんにバランスを崩しそうになり、ローカルスタッフ2人にかろうじて支えられました。

コーヒー生産・収穫・精製にかかわったすべてのスタッフが、今までの苦しかった作業を思い起こすかのように、コーヒー豆を慈しみながら、積み込み作業を進めました。プログラムコーディネーターとして6月から現地入りし、収穫から精製までの全作業にかかわってきた山本有起にも、特別の思いがありました。

「このコーヒーがなんとか無事に運ばれて、無事故で日本まで届いてほしい。そして、日本の方々においしく味わっていただきたい。もう、それだけなのです」

山本やスタッフたちの重いが通じたのか、コーヒーを積んだトラックは悪路や急峻な山道を無事に越えて、首都ディリの港に到着。いくつかの検査と手続きを経て、コンテナに積み込まれました。そのコーヒーが31日、ディリ港から船に積み込まれ、出港したのです。

東ティモールの復興と自立への思い、農民とスタッフたちの気持ちが詰まったコーヒーが日本に届くまで、もう少しです。

日本へ輸出するため生豆を船積み用のコンテナに積み込む

レテフォホ産のコーヒーを積んだ船が出たディリの港

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