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2019.4.9

【ネパール】農家向けラジオ放送開始

ネパール 海外人道支援

PWJは、2018年1月からネパールのシンドゥパルチョーク郡にて営農改善を通じた生計向上に取り組んでいます。今回は、本事業で農家向けの農業情報の配信を地元ラジオ局で開始しましたので、その様子をご紹介します。
 

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PWJは提携団体であるInstitution for Suitable Actions for Prosperity(ISAP)とともに、ラジオ放送による農業情報の配信を2019年3月から始めました。
放送は毎日朝と晩の2回行われ、1回の放送時間は約2分30秒です。シンドゥパルチョーク郡の農家に向けて、野菜の価格(卸売価格と小売価格)、農家へのアドバイス、本事業の紹介などを行っています。


実際のラジオ放送を聴く

 
過去の放送では、トマト、カリフラワー、パクチー、カラシナ、じゃがいもなどの野菜の価格を配信しました。今まで野菜の取引を行ったことがない農家にとって、野菜の取引価格の情報を手に入れることはとても難しいことでした。そのため、仲介業者の言い値で取引するしかありませんでした。しかしこれからは適正価格を農家自身が知ることにより、公平な取引を行うことができます。

本事業に従事する農業オフィサーが、農家へのアドバイスを録音する様子 「土壌の酸性化は農業用石灰によって対処することができます。」
本事業に従事する農業オフィサーが、農家へのアドバイスを録音する様子
「土壌の酸性化は農業用石灰によって対処することができます。」

 
 

本事業に従事するソーシャルコーディネーター(活動地域のコーディネーター)が、本事業の紹介を録音する様子
本事業に従事するソーシャルコーディネーター(活動地域のコーディネーター)が、本事業の紹介を録音する様子

 
農家へのアドバイスとしての情報配信は、時期に合わせた農期のお知らせ(野菜ごとの苗木を準備するタイミング)、病害虫対策、ビニールハウスの湿度・温度調整(湿度が高い時期の昼間はビニールハウスの入口を開放する)などを行っていく予定です。
農業は、季節やその日の天候など、その都度その都度のこまめな対応が求められます。そのため、一人一人の農家への巡回指導だけでなく、より多くの農家へ注意喚起を行うことによって、さらに効果的に農作業を進めることができるようになります。
またこのラジオ放送によって、私たちの関わっている農家だけでなく、シンドゥパルチョーク郡全体の農業の発展にも寄与できると考えています。
 
シンドゥパルチョーク郡は2015年4月25日に発生した大地震において被害の最も大きかった地域の一つです。野菜作りを通じた生計向上が、一日も早い復興につながることを願い、スタッフ一同活動しています。

初めて自分で作った野菜を手にし、喜ぶ農家
初めて自分で作った野菜を手にし、喜ぶ農家

この事業は、JICA草の根技術協力事業による業務委託契約、ネパール政府や地元の人々のご協力を得て実施しております。引き続き、皆様からのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

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