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私たちの活動

【ミャンマー洪水】マグウェ地域でも復興支援を開始

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、9月1日にイラワジ地域およびカレン州でスタートさせた洪水復興支援に引き続き、ミャンマー中部にあるマグウェ地域でも洪水被災者の生活再建支援事業を開始しました。
人口の7割が被災
マグウェ地域はミャンマー国内で最も被害が大きかったエリアの一つで、同地域の被災者は30万人を超えています。しかも、その1/3以上がプウィンビュ郡に集中し(郡の人口の約7割が被災)、同郡は全国で最も被災者数の多い郡となっています。洪水発生後、10万人を超える同郡の被災住民は郡内の22か所に設置された避難所への移動を余儀なくされましたが、現在は水は引き、住民は村に帰り、全ての避難所は閉鎖されています。

ミャンマー

洪水前の生活を取り戻すために
被災者の多くは農業に頼って生計を成り立たせていますが、プウィンビュ郡では洪水によって農地を含む約30,000 エーカーの土地が浸水したため、生活の糧を奪われた状態にあります。PWJは、プウィンビュ郡内で被災した村の中でも最も支援が届いていない20村を対象に、洪水により損害を受けた農地を再耕作し、500世帯に対してコメや胡麻などの種子と肥料を配布する計画です。これにより、来年の1~2月には収穫が可能となり、農家は収入を手にすることができます。

ミャンマー

衛生環境の整備も急務
プウィンビュ郡では各家庭のトイレの50~60%が洪水により完全に破壊されたため、衛生状況の悪化による健康被害が懸念されています。PWJは、生活困窮世帯、高齢者世帯、女性が世帯主の世帯などを対象に、トイレを1,000ヵ所建てる計画です。また、経済的困窮度が特に高く、手持ちの少ない現金を食料の購入に優先的に充てざるを得ない300世帯を対象に、衛生用品キット(歯磨き、歯ブラシ、生理用品など)も配布します。
この復興事業は、ジャパン・プラットフォームの支援を受け、現地のパートナー団体であるHelpAge International と協力して実施します。
▼関連リンク
イラワジ地域、カレン州で復興支援開始(2015.9.1)
救援活動用にソーラーランタン420台配布(2015.8.10)

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