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2019.8.8

【ケニア】ダダーブで生計調査とISSB市場調査を実施!

ケニア 海外人道支援

皆さん、こんにちは。私は難民キャンプのあるダダーブ出身のイブラヒムです。2017年からISSB(連結型圧縮土ブロック)という建設用ブロック製作事業の研修の通訳としてピースウィンズ・ジャパン(以下PWJ)の活動に参加しています(ISSBに関する詳細はこちら )。そして、この6月には、ダダーブとその周辺地域における人々の生活実態と、私たちが支援してきたISSBのビジネス発展の可能性を探るため、763世帯を対象にした調査に参加しました。

ダダーブ周辺地域での主な産業は牧畜ですが、近年の干ばつによる家畜数の減少のため、多くの人々が慢性的な貧困に苦しんでおり、牧畜の代わりとなる生計手段が求められています。このような状況を打開するため、私は今回村々を回りながら、他団体による事業等も視察し、農業が解決策の一つにならないだろうかとも考えましたが、多くの若者は農業知識に乏しく、知識や実地訓練そして農工具の支援が必要なため、簡単な道のりではありません。また、農作業は他地域から来た民族に任せ、地元民(ソマリ系の人たち)は農作物の運送と販売を手がけるなど、改めて地元民が商売、通商部門に長けていることにも気づかされました。

今回の調査では、私たちが研修を行ってきたISSBブロックについても聞いてみましたが、残念ながら未だあまり知られていないようでした。しかし、私がISSBの利点や用途について説明すると、多くの人々はISSBを使った住宅建設、ビジネス展開が、彼らの生活環境改善のきっかけとなるのではないかと、大きな期待を寄せてくれているように感じました。人々が慣れ親しんできた生活形態を変えることは簡単ではありませんが、人々の生活がこれから少しずつでも改善され、向上するよう、PWJはこれからも地域の人々に寄り添った支援を続けていきたいと思いますので、皆さまからの引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。

ソマリ系の人たちの伝統的な家屋と筆者(あるコミュニティーリーダーは、安全のためにもISSBを用いた住宅に建て替える必要があると言っていました)
ダダーブ周辺地域コミュニティの世帯主との話し合いの様子
ブラクヘール小学校でISSB教室の設計をする研修生と筆者

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