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私たちの活動

柏崎市・五日市集落への支援を継続

2007年8月からピースウィンズ・ジャパン(PWJ)が家財道具の保管場所提供をしている柏崎市西山町五日市では、地震発生後、4カ月以上経った現在、ようやく全壊、半壊した家を建て直す家が出てきましたが、復興の厳しい現実に苦慮する人びとが多いのが現状です。PWJとしては当初3ケ月間の支援を想定していましたが、住民からの強い要望もあり、五日市集落の依然として厳しい状況から、11月以降も支援を継続することにしました。
五日市集落では、51世帯中10世帯がすでに家屋を解体し、更地になった土地があちこちに見られるようになりました。さらに8棟が解体を予定しています。また、仮設住宅に住む家も11世帯あります。すでに家の修復が終わった世帯もありますが、修復・立替の目処が立たない世帯もあり、引き続き家財道具を一時的に保管しておく場所が必須となっています。
地震直後は、家財道具の保管場所としてユニットハウス(プレハブ)を20棟提供していましたが、すでに必要ではなくなった世帯もあったため、これを整理し、現在は10棟を提供しています。
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左:JPFの視察を受ける五日市総代、右:荷物を保管しているプレハブ
(c)PWJ/Yuko SHIBATA
一方で、今後長期的に保管場所を必要とする世帯も想定できることから、五日市集落として、10月に設置された新潟県中越沖地震復興基金に要望書を提出し、家財道具の保管場所提供を支援してもらえるよう働きかけています。
五日市集落では、地震により集落内にある2つの神社も壊れてしまい、それぞれの家の修復がやっと、という世帯が多いなかで、この神社をどうやって元に戻すかなどの課題も多く、復興への道のりはまだ続きそうです。
継続支援については、一部ジャパン・プラットホーム(JPF)からの助成金を得て支援を行っています。
報告:柴田裕子

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