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私たちの活動

被災地のコミュニティ活性化に向けた支援を展開

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、東日本大震災に対応し、岩手県、宮城県において、さまざまな事業を実施してきました。被災地での復旧、復興が進む中、現在は、被災した自治体やコミュニティの自立と活性化につながるような事業を、宮城県南三陸町、岩手県陸前高田市、同県大船渡市で展開しています。

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写真:志津川淡水漁業協同組合の担当者と話すPWJスタッフ西城 (C)PWJ

南三陸町の秋鮭漁は宮城県ではトップレベルの水揚げ量であること、震災後も秋鮭が例年通り川に戻ってきたことから、PWJは志津川淡水漁業共同組合を支援し、南三陸町営の鮭・マスふ化場の再開に必要な備品(網、産卵台、トラック、卵を洗う角ザル、合羽など)や仮設の作業場、工具を提供しました。これらの備品や工具は10月中に納品され、10月下旬にはふ化事業のための秋鮭の捕獲が再開しました。

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写真上:産卵のため遡上してきた鮭を捕獲 (C)PWJ

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写真下:採卵後に受精させる作業 (C)PWJ

また、南三陸町と陸前高田市では、移動販売車を提供することで事業者の事業再開を支援しています。移動販売車の支援は、被災した事業者が自力で生計を立てられるようにすることを目的としています。同時に、仮設住宅で不便な生活を強いられている被災地域の人々が少しでも便利に買い物ができることも目的としています。PWJは、「これからも商売を続けていくことで地元のために少しでも住み良い環境になれば」という事業者の思いを乗せた移動販売車の事業を各商工会議所への支援を通して応援しています。
さらに、事業を再開した事業者に対して、事業再開に必要な備品などを支援する活動を進めるために、各地域の商工会議所・商工会と調整を進めています。
今後は、上のような事業者の生計手段の獲得を後押しする支援だけでなく、事業を再開した商店主と仮設入居世帯がつながり、被災地を訪れる方々がこれらの店舗で購買や飲食をすることで経済的な循環が続くことを目指して、支援を継続していきます。

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