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【イラク】スレイマニヤ市ヒワがん病院リハビリテーションセンターの建設を終え、開所式を行いました。

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、スレイマニヤ市ヒワがん病院の敷地内に、がん患者および血液疾患患者の方々が運動療法を行うためのリハビリテーションセンターを新設しました。
同センターの開所式には、在エルビル領事事務所森安克美所長、ヒワがん病院マネージャー・オマン氏、クルド自治政府保健大臣ラシッド氏、スレイマニヤ州保健局長アフメッド氏、PWJイラク現地代表等が出席し、テープカットを行いました。

開所式テープカットの様子

病院マネージャーは、日本政府外務省を始めとする支援者の方々への感謝を述べると共に、同センターが、これまで病院外でリハビリテーションを行っていたがん患者・血液疾患患者の負担を軽減し、患者同士で相互に励まし合う助けになるとの展望を述べました。また、ヒワがん病院の理学療法士は、患者との密接な関わりの中で同センターの重要性と必要性を常々感じてきたことに言及し、保健大臣はクルド人自治区の医療制度への日本の継続的な支援が患者たちの希望に繋がっていると感謝を述べました。
ヒワがん病院は、スレイマニヤ市内のみならず、キルクーク等の近隣州からも患者が訪れ、がん・血液疾患の専門病院として地域で主要な役割を果たしています。また、長引く紛争により避難生活を余儀なくされているシリア難民および国内避難民も多く裨益しており、その割合は患者の約35%にあたると言われています。
同センターは、今後、継続的な運動療法による障害の予防や身体状況の維持・改善の目的のみならず、患者同士が集まり、話し合えるような交流の場として機能することも期待されています。今後とも、みなさまからの温かなご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

リハビリ器具を使用してみる患者さん(2)
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リハビリ器具を使用してみる患者さん

※本事業は、外務省の日本NGO連携無償資金協力からの助成金やみなさまのご寄付により実施しています。

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