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私たちの活動

【イラク】モスル奪還作戦の本格開始を受けて

2016年10月17日未明(日本時間の17日朝)、イラク政府によるイラク第2の都市モスルの奪還作戦が本格的に開始されました。イラクでは、戦闘を逃れるために国内避難民が急増しています。

イラク
モスル周辺地域から逃れてきた国内避難民のためのキャンプ

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)が1996年設立当初から支援活動を展開するイラク北部においても、モスル周辺やキルクーク、イラク中部の戦闘地域から逃げてきた国内避難民が避難生活を送っており、その数は増加の一途を辿っています。このように増え続ける国内避難民に対応するため、PWJは生活物資の配布、国内避難民キャンプの整備、井戸設置や給水網整備などの給水支援、教育施設整備をはじめとする教育支援を実施しています。また、10月以降、国内避難民キャンプ内にある学校に通う国内避難民の子どもを対象とした学校健診を実施する予定です。
今回のモスル奪還作戦の本格開始に伴い、その影響を受けるイラク市民の数は150万人ともいわれており、さらなる国内避難民の増加も予想されています。PWJは、新たに発生する人道ニーズに迅速に対応すべく、日々刻々と変化する現地情勢を注視し、国内避難民をはじめとする支援が必要な人びとへの活動を続けていきます。

イラク
同国内避難民キャンプにて衣料品の配布を行うPWJ現地スタッフ(写真右)

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