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ピースウィンズ・ジャパンは、紛争や災害などの脅威にさらされている人びとに対して国内外問わず支援活動を行うNGOです。

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2021.8.24

【バングラデシュ】ロヒンギャ危機から4年:難民キャンプでCOVID-19ワクチン接種が開始しました

バングラデシュ 海外人道支援

4年前の明日、2017年8月25日、ミャンマーでの弾圧から逃れるため、大量のロヒンギャ難民がバングラデシュに流入しました。同国のコックスバザールにあるロヒンギャ難民キャンプでは、現在も約89万人の難民が避難生活を強いられています。


 

キャンプ内の様子

 
ピースウィンズ・ジャパンは、2017年10月よりロヒンギャ難民への支援を開始し、現地の提携団体であるダッカ・コミュニティ・ホスピタル・トラスト(DCHT)とともに、移動式診療、診療所運営支援、母子保健啓発などの保健医療支援を中心に活動を行ってきました。
 
4年が経ったいまも、ロヒンギャ難民を取り巻く状況は依然として厳しいです。今年2月に起きたミャンマーの政変により、ロヒンギャ難民のミャンマーへの帰還はますます遠のいており、難民キャンプでの生活は長期化していくことが予想されています。それだけでなく、3月には、難民キャンプで大規模な火災が発生し、45,000人以上が住む家を失い、死者11名を含む多くの死傷者が出る痛ましい出来事もありました。私たちは現在、火災のあったキャンプで移動式診療と物資配布による支援を行っています。
 


火災で被害を受けたキャンプにて、被災者への聞き取り調査

 
さらに7月には、例年の雨季の降雨量を遥かに上回る豪雨に見舞われ、キャンプ各地で洪水や土砂災害が発生し、苦難が続いています。
 


キャンプ14でPWJが支援する診療所。豪雨による倒木が診療所入り口をふさいでいる。

 
昨年から世界的に猛威を振るうCOVID-19の影響は難民キャンプでも例外ではなく、感染拡大防止の観点からキャンプ内の多くの活動が制限を受けています。子どもが勉強するためのラーニングセンターの閉鎖や、女性や子どもが安心して過ごせるための、Women Friendly SpaceやChildren Friendly Spaceでの活動の制限も続いており、COVID-19の流行前に受けられていた支援が受けられなくなっています。
 


閉鎖されたラーニングセンターの外で遊ぶ子ども

 
私たちの活動は保健医療支援であるため実施が許可されているので、集団を対象とする啓発から家庭訪問による啓発に変更するなどし、COVID-19の感染拡大防止に努めながら実施しています。
 


家庭訪問による啓発の様子

 
人口密度の高さや、劣悪な衛生環境から、キャンプ内でのCOVID-19感染拡大は、キャンプの住民にとって、またその周辺に住むバングラデシュ人、そして私たち支援関係者たちにとっても常に懸念される問題です。そんな中、8月10日から難民キャンプでCOVID-19ワクチン接種がついに開始しました。現時点では、難民キャンプ内でのワクチン接種の対象は、55歳以上の人々に限られますが、いまだ誰も接種を受けることが叶わなかった彼らにとっては、感染防止のための大きな前進です。私たちがキャンプ14で支援をしている診療所も、ワクチン接種の実施機関に選ばれています。ワクチン接種開始に先立ち、コミュニティヘルスワーカーがワクチンに関する啓発を実施しており、診療所の医療スタッフも研修を受け、準備を進めてきました。難民キャンプ内で把握されている55歳以上の住民ひとりひとりのために、ワクチン接種券が用意されており、他の医療施設のコミュニティヘルスワーカーと手分けをして、対象者を1軒1軒訪問して接種券が手渡されました。このような準備のおかげで、当診療所でのワクチン接種は順調に始まり、8月10日から8月18日までの間に、604名の人々が1回目の接種を受けることができました。
 


診療所でのワクチン接種

 
昨年COVID-19が流行し始めた当初は、様々な誤情報や噂が飛び交っていました。そのため今回のワクチン接種も、開始前には否定的な噂や拒否反応なども想定されていましたが、コミュニティヘルスワーカーの啓発のおかげか、いまのところワクチン接種は人々から好意的に受け入れられています。
COVID-19流行の終息が見えず、ミャンマー政変による母国の混乱が続いている中、 今後の避難生活を見通すことが容易ではない状況ではありますが、私たちは彼らが安心して、健康的な生活を送れるための支援を今後も継続していきます。
引き続きみなさまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。
 
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