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ピースウィンズ・ジャパンは、紛争や災害などの脅威にさらされている人びとに対して国内外問わず支援活動を行うNGOです。

海外人道支援

Overseas

2020.2.6

Dr.坂田のバングラディシュレポート

バングラデシュ 海外人道支援

2019年12月16日から22日まで、今年4回目の現地視察に行ってきました。長袖がないとやや肌寒い程度でとても過ごしやすい気候でした。

「Dhaka Community Hospital Trust本院訪問」
 今回は海外事業部長も視察に訪れたため、初日に提携団体であるダッカコミュニティホスピタルトラスト(DCHT)本部に行き、経営陣と会議を行いました。私は現地での手術がどのようなものかを見学するため、途中で院長先生と共に整形外科手術(大腿骨頭置換術)に入らせていただきました。日本の外科医から見たらやや雑に見える手技でしたが、一定レベルの清潔動作で行われており、一般外科手術では腹腔鏡下で胆嚢摘出術、ヘルニア修復術も行われています。近い将来にPWJとのつながりをきっかけに日本との医療交流プログラムが作れればよいなと考えています。
また、麻酔科医の先生にも話を聞いてみると、特有の食生活(カレーの油や炭水化物過多など)のために高血圧や糖尿病も非常に多くなってきているとのことでした。街中でもメタボリックシンドローム様のお腹の方をよくみかけます。日本のように、ここバングラデシュでも生活習慣病が多いことがわかりました。

現地提携団体DCHT本院での手術見学(整形外科の大腿骨頭置換術)

「マレーシアフィールドホスピタルの見学」
 難民キャンプにある医療施設は3つに区分され、その中で最上位に区分される医療施設はフィールドホスピタルと呼ばれ、難民キャンプ内に4つあります。診療所では行える検査や治療も限られているため、必要な患者は別の医療施設へ紹介しています。月におよそ20名前後の患者が他の医療施設に紹介されているのが現状です。実際に見学してみると、マレーシアから約7人の医師がローテートで診療にきており、歯科、眼科があり、清潔部屋で手術(腹腔鏡手術)が行われており、ICUもテント内に設営されています。私達の診療所からも医師を連れていき、双方の情報交換を行うことができました。

マレーシア政府が運営するField hospitalの見学

「難民キャンプ診療所モニタリング」
 最近は難民キャンプへ入る許可も厳しくなってきています。管理局での面談を終えて3ヶ月ぶりのクリニック訪問。馴染みのある顔が増えてきて、冗談を言いあえる職員が増えてきたのは非常に嬉しい事です。啓発活動を行っているエリアまで2時間程度キャンプ内を歩いて見て回りました。私達の診療所は妊産婦検診に力を入れてきましたが、女性が診療所に来院するためには、男性の理解が不可欠であることがわかってきました。今後、男性への啓発活動にも力を入れていきます。

男性への啓発活動(重りをもって妊産婦の疑似体験)

 診療所内はというと、フロアを新しく塗り直したため綺麗になっており、また建設した感染隔離室は、しっかり機能しているようでした。今回も全体ミーティングの場をつくってもらい、データベースから得た情報を全職員と閲覧し、今後の戦略を一緒に話し合い共有しました。
また、今回の渡航で一番の目的でもあるトリアージの概念について講義を行いました。より重症な患者を症状やVital signsから選別していち早く診察すること、これは医師・看護師は比較的学んだことがある知識ですが、資格を持たずに地域に根付いて医療に関する仕事に従事するスタッフ(Community Health Worker)や産婆 (Traditional Birth Attendant)にとっては初めての内容になります。医療知識がある人とない人に向けて講義を行うので、なかなか難しく反省点もありましたが、模擬患者をスタッフにやってもらい実際に重症患者を選別してもらうことで和気あいあいと楽しく勉強できたと思います。

クリニックでの全体会議

PWJ医師 坂田大三

 
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