【 連携事例紹介 】
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大雨被害を想定し、尼崎から佐賀へ災害支援物資を輸送
空飛ぶ捜索医療団は6月25日、ネット通販を手がけるAmazonと合同で災害時物資輸送訓練を行いました。
訓練は佐賀県内で大雨による浸水被害が発生したと想定。24日13時頃に空飛ぶ捜索医療団からAmazonへ避難所などで必要とされる物資の支援を依頼し、翌25日早朝に兵庫県尼崎市にあるAmazonのDisaster Relief Hub(災害支援物資の保管拠点)から支援物資を載せたトラックが出発しました。16時頃、空飛ぶ捜索医療団が物資を保管する佐賀市内の佐賀女子短期大学内の倉庫に支援物資を運び込みました。
訓練を通じて“想定外”にも対応
25日は空飛ぶ捜索医療団、Amazon災害支援チームのスタッフ約25人が参加。佐賀女子短期大学の学生ボランティアの方にもお手伝いをいただきました。
冒頭の座学セッションでは、実際に災害支援経験のあるスタッフを中心に被災地での物資支援について話し合いました。「被災地の現場で物資を届けた際、その場ですぐ別のニーズがあがってきたらどうする?」「物資の受け入れについて避難所スタッフとどうコミュニケーションする?」など、被災の現場や避難所で直面するニーズや課題を共有しながら、物資支援時の留意点についても議論しました。
寝具や衛生用品など約760点を災害備蓄倉庫へ
16時頃、輸送トラックが到着。尼崎のDisaster Relief Hubに保管されている、約50種類、合計約1万5000点の災害支援物資のうち、寝具・衛生用品など約760点が佐賀の倉庫に輸送されました。安全確認や誘導、運び込みなど各作業を確認しながら、支援物資を倉庫内に運び込みました。実際の災害時には、避難所などで同様の動きを行う予定です。
想定外も想定内にしていく
空飛ぶ捜索医療団の根木佳織理事は「ケガなく訓練を終えることができてよかった。想定していたスケジュールから大幅に遅れたが、災害時にはよくあること。想定外のことも想定内にしていく、という意味で今回の訓練をやった意義は大きい」と話しました。
Amazonがもつ物資、システム、ネットワークと、NPOが得意とする被災現場でのこまやかな支援。空飛ぶ捜索医療団は企業とNPO、互いの強みを最大限に活用できるような支援体制の構築に力を入れています。
引き続き、皆様のあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。