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ミャンマーの現地活動ルポ

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【ミャンマー】2017~2018年 / カレン州での給水システム提供プロジェクト

2018.4.20

peace winds JAPAN ピースウィンズ・ジャパン

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、2013年より継続してミャンマーのカレン州において、安全な飲料水を確保するための給水設備の建設や修繕を行っています。今回は主に2017年以降のプロジェクトにフォーカスし、ご紹介したいと思います。

<村に適した給水施設の提供>
私たちPWJは、2017年~2018年にかけて、ミャンマーカレン州内の18村で、合計20カ所の水施設の建設・修繕を行っています。水施設の種類は、開放井戸・管井戸・緩速濾過・自然流下式などさまざまあり、村の状況やニーズ、地形を事前に調査し、その村にあった給水施設を提供しています。

  • aftereq<写真1>開放井戸を使用する村人
  • townnow<写真2>管井戸から汲み上げた水を使用する村人

(ご参考:PWJは、2013年にカレン州での水支援を開始以来、現在までに80村で98カ所の水施設建設・修繕を行ってきました。※一部は現在も建設中。)

<井戸の建設・修繕だけでは終わらない支援>
井戸の建設・修繕自体は1・2か月で完成するものが多いのですが、私たちは建設・修繕の前後にも長期に渡り様々なサポートをすることで、完成した施設を村人が自分たちで長期的に管理・運営できるようサポートしています。本日はその一部をご紹介いたします。

 井戸管理委員会を組成
井戸の維持・管理のために、自薦・他薦を元に9~11名の村人を選出し、委員会を組成します。委員会メンバーには、議長の他に会計や庶務、井戸のエンジンを操作するオペレーター担当などの役割を与え、PWJスタッフが維持管理体制の構築や、維持管理費の徴収方法、出納帳の付け方などのレクチャーを行います。

  • aftereq<写真3>維持管理体制の構築 – 維持管理費の徴収方法や出納帳の付け方について真剣に聞き入る維持管理メンバー
  • townnow<写真4>維持管理指導講習に参加した維持管理委員会メンバー

 村人や学生への衛生指導
建設・修繕した水施設を衛生的に使用できるよう、水・衛生に関する知識講習を行っています。私たちPWJが支援を行っている村々では、これまで安全な水を容易に手に入れることができなかった村も多く、そのような村では、水回りの衛生知識が浸透していません。私たちは、不衛生な行動様式が、健康にどのような影響を与えるのかなどの講習を行うことで、村人の健康維持管理に役立ててもらいたいと考えています。

  • aftereq<写真5>PWJスタッフから手洗いの指導を受ける子供たち
  • townnow<写真6>水・衛生に関する知識を深めるためのグループワーク

 水施設維持管理講習
水施設の建設・修繕が終わると、PWJスタッフが村に出向いて、基礎的なメンテナンス方法の講習を行うと共に、メンテナンス器具を提供し、軽度の故障は村人自身で修理していけるよう、指導しています。
また、PWJが過去に水施設を提供した村の村人を、カレン州の州都、パアンに集め、5日間の技術講習も行っています。講習では数人に1台、実際のエンジン機器が用意され、修理の方法を実践で学ぶという講習も行っています。また複数の村人を1カ所に集めることで、必要な時に相互にアドバイスやサポートができるようなネットワークの構築も目指しています。

  • aftereq<写真7>水施設完成時に各村に出向いて、井戸管理委員会に向けて基礎的な維持方法のレクチャーを行う
  • townnow<写真8>PWJが水施設を提供した複数の村から村人が集まり、村同士の交流を深めると共に、機材の修理方法を学ぶ

PWJは引き続き安全な水の確保が難しい状況にある村に、必要とされる給水施設の提供を行っていく予定です。引き続き皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

※上記の2017年~2018年の給水事業は、外務省・日本NGO連携無償資金協力の支援を受け実施しています。

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