ピースウィンズ・ジャパンは、紛争や災害、貧困などの脅威にさらされている人びとに対して海外国内問わず支援活動を行うNGOです。

特定非営利活動法人(認定NPO)ピースウィンズ・ジャパン
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パレスチナの現地活動ルポ

パレスチナの現地活動ルポ

【パレスチナ】職業技術訓練開始に向けたワークショップと開所式を開催

2019.3.4

パレスチナのガザ地区の若年層の失業率は70%にいたると言われています。若者が手に職をつけることで自ら収入を稼げるようになる機会を提供するため、ピースウィンズ・ジャパンはガザ地区に3ヶ所のコミュニティ職業技術訓練センター(CTTC: Community Technical/Vocational Training Center)を設立することになりました。2018年2月より、約1年間をかけてセンターの設備整備、カリキュラムや教材の作成、研修用資機材の調達に取り組んできました。センターでは、①太陽光発電システム管理、②家電製品修理、③携帯・スマートフォン管理、④コンピューター管理、⑤マルチメディアの5つの専門分野での訓練と同時に、ビジネススキル習得のための3コース(①起業ノウハウ、②eコマース、③ビジネス・コミュニケーション)を必修科目として提供します。

ラファハ県のコミュニティ職業技術センター(CTTC)の外観

ラファハ県のコミュニティ職業技術センター(CTTC)の外観

3月上旬にセンターで職業技術訓練が開始するのを目前に、3ヶ所のセンター運営に関わる提携団体スタッフやカリキュラム作成に関わった専門家、今後センターで教鞭をとる講師を集め、オリエンテーション・ワークショップを2月中旬に開催しました。事業目的やそれぞれに期待される役割などについて確認し、今後のセンター間で知見や経験の共有するための関係づくりの機会となりました。

3ヶ所のCTTCのスタッフや関係者を集めたオリエンテーション・ワークショップの参加者

3ヶ所のCTTCのスタッフや関係者を集めたオリエンテーション・ワークショップの参加者

また、2019年2月25日には北ガザ、26日にはラファハ、27日にはハーン・ユニスでCTTCの開所式をとり行いました。ラファハCTTCの開所式には大久保武パレスチナ関係担当大使兼対パレスチナ日本政府代表事務所長にも出席いただきました。「継続は力なり。」大変厳しい環境の中でもガザの若者には夢の実現に向けて頑張って欲しいという励みの言葉をいただきました。また、ラファハ県でCTTCの運営に関わる提携団体El Amal Rehabilitation Societyのアル・アバド会長は「このセンターは、職業技術訓練を通じ、仕事を得て、社会的な役割を見出す機会をガザの若者に与えてくれます。この事業への支援を行っているピースウィンズ・ジャパンや日本の人々に感謝します。」と述べました。式典後はCTTCでテープカットが行われ、大使をはじめ、地域社会の代表者などがCTTCの施設を見学しました。

家電修理の教室を視察し、提携団体IOCCのガザ事務所ユーニス所長の説明に聞き入る大久保パレスチナ関係担当大使

家電修理の教室を視察し、提携団体IOCCのガザ事務所ユーニス所長の説明に聞き入る大久保パレスチナ関係担当大使

ラファハ県のコミュニティ職業技術センター(CTTC)のテープカットを行う大久保大使(左)とピースウィンズの平井(右)

ラファハ県のコミュニティ職業技術センター(CTTC)のテープカットを行う大久保大使(左)とピースウィンズの平井(右)

センター開所式で手話の歌を披露してくれた地元のろう学校の子供たちとIOCCエルサレム所長マルキ氏、ラファハの提携団体El Amal Rehabilitation Centerのアル・アバド会長、大久保パレスチナ関係担当大使とピースウィンズの平井(後列、左から右)

センター開所式で手話の歌を披露してくれた地元のろう学校の子供たちとIOCCエルサレム所長マルキ氏、ラファハの提携団体El Amal Rehabilitation Centerのアル・アバド会長、大久保パレスチナ関係担当大使とピースウィンズの平井(後列、左から右)

センターでの職業技術訓練はいよいよ3月上旬にスタートします。今後2年間で約1,200人のガザの若者を対象に訓練を実施する予定です。

「ガザの若者を対象とした草の根職業技術訓練事業」は皆さまからの暖かいご支援と外務省の日本NGO連携無償資金協力からの助成金により実施しています。

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