2023.1.24
ニュース
近年「SDGs」への取り組みが一般的になり、企業の社会貢献活動への関心が高まりを見せています。しかし、具体的になにから始めたらいいのか、お困りの企業も多いのではないかと思います。
この記事では、これまで数多くの企業と連携して社会課題に取り組んできたピースウィンズの視点から、
・社会貢献で企業が受けるメリット
・企業ができる社会貢献の種類
・ピースウィンズの企業連携実績と体制
・事例「湘南ベルマーレ“希望のボール”を届けてきました フットボールクラブ編」
をご紹介していきたいと思います。
企業にとって社会貢献活動には、どんなメリットがあるのでしょうか。
以下にいくつかメリットを挙げてみます。
・企業イメージが向上する
・求職者へのアピール材料になる
・従業員の意欲が向上する
・投資家にとってプラスの判断材料になる
このように、イメージ向上など外部へのわかりやすい効果だけでなく、「社会に役立つ企業に勤めている」というポジティブな意識によって、内部の社員にもいい影響があるようです。
また、支援のプロであるピースウィンズのようなNPOと一緒に活動を行なえば、NPOが持つ社会貢献活動のノウハウを活用できるというメリットもあります。
ピースウィンズは、海外人道支援に始まり、災害緊急支援、地方創生、保護犬活動など、幅広い社会課題の最前線で挑戦を続けています。また、すべての活動において、持続可能な開発目標「SDGs」の達成に貢献しており、17個のゴールのうち16個のゴールに関する事業を実施しています。
そのため、それぞれの企業の社会貢献活動における重点領域に沿った事業について、協働によりゴール達成を目指していただくことが可能です。
このようにSDGsの達成にも貢献するピースウィンズには、さまざまな企業が関心を示してくださり、それぞれの得意分野を活かして私たちの活動をご支援くださっています。
実際にどんな種類の支援方法があるのか、簡単にご紹介します。
特定の事業またはピースウィンズ・ジャパンの活動全体に対して、収益の一部や、社員様から集まった金額などをご寄付いただく方法です。なおピースウィンズは「認定NPO法人」なのでご寄付は税制優遇の対象になります。
※寄付金控除について詳しくはこちら
自社の取り扱い商品などを寄贈いただく方法です。
寄付付き商品の販売など、寄付キャンペーンを共同で実施するだけでなく、共同事業のご提案も受け付けています。
ピースウィンズ・ジャパンを指定して企業版ふるさと納税をしていただくことで、最大9割の税の軽減効果を得ながら寄付をすることができます。
システム構築やマーケティングアドバイスなど、本業で培われたナレッジ・スキルを通じてご支援いただく方法です。
ピースウィンズは設立以来、社会貢献をしたいという600以上の企業・団体と連携し、国内外の社会課題の解決に取り組んできました。
私たちは、多くのステークホルダーとの繋がりを持ち、緊急時にも迅速・柔軟に対応可能な民間企業のリソースこそが、これからの支援の現場でさらに大きな力となっていくと考えています。
専任スタッフが「社会貢献をしたい」という企業と、社会課題の現場におけるニーズをマッチングし、支援の現場に届けています。
■詳しくはこちら https://peace-winds.org/company/
2003年より被災地や戦争被害を受けた世界の子どもたちに向けて使わなくなったボールを送る“希望のボールプロジェクト”を実施している湘南ベルマーレ様より、ご寄付いただいたボールを、ウクライナの隣国モルドバの少年サッカークラブに寄贈しました。
湘南ベルマーレ「希望のボール&スパイクプロジェクト」寄贈報告
https://www.bellmare.co.jp/299568
現地で活動するピースウィンズのスタッフからの、寄贈の日のレポートをお届けします。
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2022年11月14日、秋から冬の様相に変わりつつあるモルドバ。
首都キシナウから車で30分も走ると、周囲は広々とした田園風景に変わり、目的地であるバチョイ村(Bacioi village)に入ります。
スタジアムでは、すでに子どもたちがウォーミングアップをしていました。このバチョイフットボールクラブは、6~15歳までの約100人の子どもが所属しています。ほとんどが男の子ですが、最年少クラス(6~8歳)には2人だけ女の子がいるのだとか。週3回、年齢別に分かれてそれぞれ練習をしているそうです。
ちなみにモルドバの男の子の人気のスポーツは、サッカー、ボクシング、ちょっとインテリジェンスな子になるとチェス(一応、スポーツと呼ばれている?)なのだそうです。
この日の訪問時間に練習していたのは、9~10歳クラス21人の子どもたち。
私が「ブナジバっ(こんにちは)」と声かけると、同じ言葉が元気に返ってきます。
子どもたちに「日本のサッカー選手、知ってる?」と聞いたら、「サン」と答えてくれました。サン? 誰だと思ったら、韓国サッカー選手の「ソン・フンミン」だったようです。まぁ、韓国人も日本人も同じ顔だからね、と気を取り直し。
コーチが、笛を吹いてみんなを集めます。私から、J1リーグ湘南ベルマーレの説明と、希望のボール事業についての説明をし、ボールを指して「このボールを見てごらん、新しくないでしょ。だけど、日本でプロを目指してやっている人たちの、がんばる思いがこの中に詰まっている。大切に使ってもらえたらうれしいです」と伝えました。
この日は、私たちピースウィンズと共にウクライナ避難民の子どもたちの教育支援を予定している現地団体が、ユニフォームとサッカー靴を供与することになっていました。子どもたちは、ユニフォームと靴とサッカーボールで、早速、練習しはじめました。
「好きなフットボールチームは?」と聞くと「マドリード」「パリサンジェルマン」……やっぱりね。
「将来の夢は?」「もちろん、プロのサッカー選手!」……やっぱりね。
「ぼくたちが、なんでこのクラブにいると思う?」と、どや顔で返されました。おっしゃるとおりです。
寄贈いただいたボールはいま、子どもたちの大きな夢を乗せてモルドバの地で活躍しています。
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専任の担当者がご一緒に検討させていただきます。詳しくは特設ページをご覧ください。
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