【ウクライナ危機】ウクライナ東部からの退避をサポート

ピースウィンズは、現地の提携団体Vostok SOSと連携し、激しい戦闘が続いているウクライナ東部などで暮らす人々の退避支援を行っています。
 

高齢者の避難をサポートする提携団体のスタッフ

 
ドネツク州を含む東部地域には、住民約20万人が残っているといわれており（※1）、ウクライナ政府は速やかに州を離れるよう呼びかけています。一部の地域では、軍事攻撃で天然ガスのパイプラインや電力施設などのインフラが破壊され、人々が暖房なしで冬を迎えることが懸念されています。
 
ピースウィンズは、とりわけ高齢者、障がい者、女性、子どもなど自力で避難することが困難な人々を対象に、Vostok SOSとともに車両による退避をサポートしています。
 
ピースウィンズの支援により、この事業を開始した6月からの4か月間で、約1800人が、東部より比較的安全な地域に逃れることができました。一人でも多くの住民が一刻も早くより安全な場所に避難できるよう、これからも現地での支援活動を続けていきます。
 
本事業はジャパン・プラットフォームの助成金を活用して実施しています。
 

退避用車両を示す表示

 
※1　BBC “Ukraine War: Zelensky orders civilians to evacuate Donetsk region”, 31 July 2022,