ピースウィンズ・ジャパンは、紛争や災害などの脅威にさらされている人びとに対して国内外問わず支援活動を行うNGOです。

海外人道支援

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2019.12.25

【ウガンダ】難民居住地区での生活

ウガンダ 海外人道支援

みなさん、こんにちは。ウガンダ北部にある難民居住地区での支援を担当するユンベ事務所駐在の宮原と申します。今回は、南スーダンから逃れてきた難民の方々の生活の様子を、写真を使いながら少しご紹介したいと思います。まずご紹介するのはこちらです。

これはインヴェピ難民居住地区内の、難民の方々が暮らしている家とその周りの写真です。左奥に見える白い屋根の建造物が、難民の方々が暮らす家です。写真中央では難民の女の子が家の建設用にレンガを作っています。皆自ら作ったレンガや集めてきたわらのような建材を使って家を作ります。右側に見える2つのドアを構えた建造物は、右側の屋根がある部分がトイレで、左側の屋根がない部分が水浴び場です。この建物の地中部分に2~3メートルほどの深さの穴を掘り、そこに汚物を落として使う、いわゆる汲み取り式トイレです。水浴び場には、特にシャワーのような水が出る設備などはありません。単に壁で囲われたスペースであり、そこにバケツや桶のようなもので水を運び、その水で体を洗います。この建物は支援団体による支援で建設したものです。

先ほど「少女がレンガを作っている」とさらりと書きましたが、これは乾季になるとよく見られる光景です。干してつくるレンガと焼いてつくるレンガなどのいくつか種類があるのですが、ここで作っているのは干しレンガです。適した土を持ってきて、それを水とまぜてこね、木枠の型に流し込み、数日天日干しをすると固まってレンガになります。ただ、特に干しレンガはもろいので、落としたり雨水を含むとすぐ壊れてしまいます。ウガンダの現地の人々も、南スーダンからの難民も、レンガから自分で作り、家を建てています。

写真では見にくいかもしれませんが、トイレと水浴び場の建物から写真中央の木にかけて紐が括り付けられており、そこでは洗濯物を干しています。ウガンダは、日本ほどはっきりとした四季はなく、雨季と乾季が数か月ごとにやってくるのですが、写真のように晴れていれば、洗濯物もすぐ乾きます。そして洗濯物の後ろに見える大きな木はマンゴーの木です。季節になるとこの木にたわわに実り、おいしいマンゴーが食べられます。

よく目を凝らすと、写真右手前やトイレと水浴び場の建物の向こう側に、植物が栽培されているのが見られると思います。日本のみなさまであれば見た目で分かりますね。そうです、ねぎで、小さな玉ねぎのような球根から育てています。居住地区で暮らす多くの家庭は、家の周りなどでよく家庭栽培をしています。というのも、食料は国連世界食糧計画(WFP)が毎月、主食となるもろこしや豆などの穀物、食用油、塩などを配給しているのですが、野菜などの生ものは配られないため、このように自分たちで育てています。トウモロコシ、落花生、ごま、キャッサバ、茄子、ねぎなどをよく見かけました。もちろん、それらの野菜を多く栽培して、売って生計の足しにしている家族もたくさんあります。

次にご紹介する写真は、ある家庭の台所です。左手前には、土や泥を練って作った手作りのかまどがあります。かまどの上に鍋を置き、近くの藪から集めてきた薪で火をつけ、調理しています。鍋やボウルなど、基本的な調理用具は各家庭にキットとして配られます。なお、このかまどの中に見える白い粉のようなものは灰ですが、みなさん、この灰をこの後どうしているかご存じでしょうか。実はこの灰、この後も用途があるのです。私もウガンダで初めて知りましたが、灰は人類最古の洗剤と言われ、灰を煮詰めた灰汁を材料として石鹸を作ることができます。難民居住地区では定期的に固形石鹸が配給されるのですが、手洗いから食器洗いから洗濯から掃除まですべて固形石鹸でするため、すぐなくなってしまうため、灰から石鹸を作っている人もいます。

このように、難民の人たちは、支援団体から受ける支援と自分たちでできることの両方をかけ合わせながら生活しています。難民居住地区は決して住みやすい場所ではありません。少しでも安心に、快適に住めるようにそれぞれがそれぞれなりに工夫して営んでいるのです。ピースウィンズでは、それでも自分の力だけでは生活することが困難な人、例えば障害をもった人、逃げてくる間に親と離れ離れになってしまった子ども、高齢者、多くの子どもを世話している未亡人などを対象に支援をしています。これからも、難民の方たちの力を活かしながら、必要とされている支援はどのようなものなのか問い続け、活動していきたいと思います。

 
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