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私たちの活動

【トンガ沖火山噴火】2022年1月20日現在のトンガ現地の状況報告

ピースウィンズ・ジャパンでは、現地提携団体の代表と、被害の確認やどうやって支援を届けるのかについて協議しています。
現在(1月20日朝)わかっている範囲での現地の状況について報告します。
 
 
【トンガ 現地からの報告】
 
噴火から数日が経ちましたが生活は落ち着かず、多くの人は仕事に行くことはできていません。家屋の片づけや降り積もった火山灰の清掃をしています。自宅の屋根に積もった灰を地面に落としているので、振り落とした火山灰が舞い上がることによるほこりが気になっています。学校の再開などは、火山灰による健康被害が心配で火山灰が完全に除去されてからになるという話があるそうです。噴火で完全にシャットダウンされていた通信環境も、少しづつ改善してきています。ようやく電話がつながるようになったので海外に住む親せきや家族と無事の連絡がとれました。でもまだ通信は完全に回復している状態ではなく、何回もかけてようやく通じてその電話も音声がクリアではなかったり短く話したら切れたり、というような状況です。
 
トンガでは屋外に設置した水タンクに水をためてそれを家庭用の水として使うことが普通で、今回の火山灰の影響で屋外に設置したタンクの水はしばらく飲めないと人々は考えています。屋内に溜めておいた水がある人が近所同士で分け合ったり、多くの人はタンクの掃除をして水を飲めるようにしたりしています。被災が大きな地域には、援助物資としてのボトルに入っている水の配給も開始されているそうですが、援助物資は、まだ一部の地域にのみに届いているだけです。街中の商店で入手できる飲料水や食料の値段は、少しずつ値上がりしています。
 
 
地元のコミュニティラジオは、コマーシャルも入れずにノンストップで24時間災害と支援情報についての報道を続けています。多くの人が声を寄せていて、ラジオによってさまざまな情報が共有されています。地元の若者たちが、外国からの支援が届けられるために空港の滑走路に積もった灰を除去する作業に参加するなど、みなさんが努力して生活再建に向かっていこうとしています。海外からの支援は空港が封鎖されていることもあってまだ到着までに少し時間がかかりますが、このような現地の人たちのがんばりを後押しする支援を届けるべく、ピースウィンズ・ジャパンは引き続き現地団体と連絡を取っていきます。
 

 

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