ピースウィンズ・ジャパンは、紛争や災害などの脅威にさらされている人びとに対して国内外問わず支援活動を行うNGOです。

海外人道支援

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2009.7.22

今年のコーヒー収穫作業が進行中です!

東ティモール 海外人道支援

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)がコーヒー生産者の支援を続ける東ティモール・エルメラ県のレテフォホで、今年も5月末からコーヒーの収穫が行われています。今年は「裏作」の年にあたり、昨年よりも収穫量が激減するのではないかとの心配がある中での作業ですが、例年どおり、生産者の方々とPWJのスタッフは一丸となり、日が昇る前から夜遅くまで収穫・精製作業を行っています。

コーヒー豆を収穫する組合員.jpg

コーヒー豆を収穫する組合員 (C)Peace Winds Japan

コーヒーは1年ごとに「表作」と「裏作」を繰り返し、表作の年と裏作の年では、収穫量にかなりの違いが出てきます。しかしながら、コーヒーによる収入が増減しても、学校に通う費用や食費、医療費など、最低限必要な支出に大きな変化はありません。そのため、裏作の年の収入低下は、生産者の生活が困窮することに直結することであり、1粒でも多くのコーヒーを生産し、安定した収入を確保することが必要です。また昨年は、世界的の食糧危機による影響や石油の値上げなどもあり、ぎりぎりの収入で生活している彼らにとっては大きな打撃となりました。
収穫から精製までの作業は、18の集落ごとの生産者グループ単位で協力して行います。このグループは組合を構成する233世帯が10世帯前後ごとにチームを組んでいるもので、コーヒーの高い品質を保つための管理や書類の作成、組合決議への意見取りまとめ、マイクロクレジット(組合からの小額貸付)業務などを共同で行っています。
グループごとに行う作業では、毎日、30人から40人くらいの老若男女が協力し合います。早朝は、男性たちは今日の収穫と精製作業の準備をし、女性たちは農園で食べる朝食と昼食を準備します。歩いて1時間前後をかけて農園まで向かい、午後4時ぐらいまで手作業で収穫します。背の高い木についたコーヒーの実は、身軽な子どもたちがひょいひょいと登って摘み取ります。

欠陥豆の選別果肉の除去作業

欠陥豆の選別(写真左)と果肉の除去作業
(C)Peace Winds Japan

午後4時ぐらいになると、収穫したコーヒーを担いで湧き水などが出る場所に移り、欠陥豆の選別や、果肉部分を除去する「脱肉」などの作業を日が暮れるまでに急いで行います。午後8時ごろには、ふた付きの大きなバケツに脱肉を終えたコーヒーの実を入れ、それを家までかついで持ち帰ります。重労働なうえ、時間的にも厳しい方法ですが、摘み取ったその日にここまでの作業を終えるところが、PWJがこだわって生産者の人たちに行ってもらっていること。赤い実のままで時間がたつと、発酵臭が豆に付着して、最高品質を保てなくなってしまうのです。このコーヒーの実を2日間、水に入れて発酵させ、その後、3日間、天日干しします。

脱肉した豆の天日干し.jpg

脱肉した豆の天日干し (C)Peace Winds Japan

収穫作業は、標高の低いところの農園から高いところの農園へと徐々に移り、11月初旬まで続く見込みです。収穫作業中のグループ・家族の仕事量はかなり多いのですが、香り豊かで味わい深い自慢のコーヒーを日本の皆さんにお届けすることを目標に、コーヒー生産者たちは今日も農園に向かっています。

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