ピースウィンズ・ジャパンは、紛争や災害などの脅威にさらされている人びとに対して国内外問わず支援活動を行うNGOです。

海外人道支援

Overseas

2009.3.11

コーヒー生産者組合「カフェ・タタマイラウ」総会にメンバー210人が参加

東ティモール 海外人道支援

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)が支援をしている東ティモール・エルメラ県レテフォホ郡のコーヒー生産者組合「カフェ・タタマイラウ(Cafe Tatamailau)」では、毎年組合総会を実施しています。今年は、組合員233人のうち210人が出席し、出席率は90%を超えました。総会では新しい執行部が選出され、今年の活動方針も決定されました。

総会に参加した組合員

総会に参加した組合員
(C)Peace Winds Japan

組合員がこの総会に参加する楽しみのひとつは、総会で出される食事です。東ティモールでは、会議を開催する際には、必ず食事を出してもてなすのが慣わしであり、食事を出さないと出席者は侮辱されたと感じます。今回も、食事の準備をしたのですが、どの動物をつぶすかということで激論になりました。
あるスタッフは「最近はブタの値段が高いから、犬にしよう」と言い、別のスタッフは「私は犬を食べるとお腹をこわすので食べません」と冷静に言い、はたまた別のスタッフは「ヤギがいいに決まってるだろ」と言います。こういう状況の中で、私はいつも「どうすべきか」と悩むことになるわけです。スタッフの議論ではいつになっても決まらず、「とりあえず、ヤギにするか」という私の鶴の一声でヤギに決まったのでした。

激論の末に選ばれたヤギ

激論の末に選ばれたヤギ
(C)Peace Winds Japan

組合総会では、2年ごとに組合役員を民主的な選挙にて選出する、という組合規約の条項に則り、2007年に実施した初めての選挙に続き、2回目の執行部選挙を行いました。この国の組合法によると組合執行部は「組合長、副組合長、秘書、会計、副会計」の5人の役員を持たなければなりません。
5人の選出のために5回の投票を行うわけではなく、候補者すべての演説に続き、1回の投票だけを行い、最も得票数の多かった人が組合長、2番目の得票数を獲得した人は会計となり、組合長と会計が残りの執行部を指名する、というシステムです。組合長と会計係は仕事内容が大きく異なるので、まったく異なる候補者から選ぶのが日本では普通だと思いますが、東ティモールの農村部の現状では、半分以上の人が字の読み書きができないこともあり、会計の知識がある人材はほとんどおらず、会計係の選挙を改めて行うのが難しい、というのが実情です。

組合の新執行部

組合の新執行部
(C)Peace Winds Japan

こうして新しい執行部が選出され、今年の方針として、ぜひとも農業大臣をレテフォホに呼ぼう、ということになりました。日本では大臣を地方の農村に呼ぶことは簡単ではありませんが、この小さな国では、人々にとって政府と村人との距離がそれほど遠くないと感じられています。この目標がいつ頃達成できて、最近完成した組合倉庫で農業大臣を囲んだ会合を開けることになるのか予断を許しませんが、新しい執行部の手腕に期待したい思います。PWJ東ティモール事務所はこの新しい組合執行部と協力しながら、コーヒー収穫期の準備作業に入ります。

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