【スリランカ】日本の有機稲作がスリランカを救う！？ 第3回スリランカ×TANABE FARMの有機農業研修
広島県神石郡神石高原町とピースウィンズ・ジャパン（PWJ）は、スリランカ東部トリンコマリー県農業局の農業指導員・農家と神石高原町内で有機農業をされているTANABE FARM代表取締役社長の田邊真三さんとをオンラインでつなぎ、有機農業研修会を行いました。
TANABE FARM研修室において田邊さんが水稲の有機稲作について説明する様子
多くの農家から「これまでは化学肥料を手に入れることができたが、政府の急な方針の変更により今年から化学肥料が手に入らないため、有機稲作についてもっと知りたい！」という多くのリクエストを受け、今回で3回目となる本研修は、日本で実践されている水稲の有機栽培方法についてお話していただきました。
スリランカ農家からの質問をタミル語から日本語に通訳するPWJスタッフ(右側)
日本では、稲の苗を育てて田んぼに移植する移植栽培が主流ですが、スリランカでは種を直接田んぼに蒔く直播栽培がよく見られます。そのため、今回の講義では主に苗づくりの方法や苗の移植方法について多くの議論が交わされました。その他にも田んぼにコンポストを施肥するタイミングや病害虫の対応策についての質問も多く、田邊さんから具体的な対応策などご助言をいただくことができました。
神石高原町TANABE FARMの今年の田植えの様子を紹介
田邊さんの話に熱心に耳を傾けているスリランカの農業局農業指導員と農家
スリランカでの有機農業の普及と定着のために、今後も有機農業の知識や技術をスリランカ農家に発信し、農家の生計向上支援に尽力してまいります。
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