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私たちの活動

【南スーダン】マハド国内避難民キャンプでの月経衛生管理尊厳キットの配布

 ピースウィンズ・ジャパン(以下PWJ)は、2014年に設立されたマハド国内避難民(以下IDP)キャンプで活動する唯一の給水衛生支援団体として、これまで給水所や水浴び場、トイレの整備や衛生知識を普及する活動を行ってきました。こうした活動により、マハド国内避難民キャンプで生活する人々の水・衛生環境は改善されつつありますが、月経期を迎えた女子や女性には、さらに特別な支援が必要となります。
 
マハドIDPキャンプで月経衛生管理研修を担当する現地NGOのACROSSによると、同キャンプで生活する月経期を迎えた女子や女性の多くは、月経衛生環境を整えるための石鹸や下着、ナプキンなどを経済的な理由から入手できておらず、彼女らのうち約60%は、月経期間中は学校通学や市場へも外出することができず、自宅にこもらざるを得ない状況にあるということでした。同キャンプでは、女子生徒のひきこもりと関連して、強制的な早婚を苦にした女子生徒が自殺する事件も報告されており、女子生徒の通学を月経期間中も可能とする支援の重要性は調整会議でも課題として議論されていました。
 
こうした状況を改善するため、PWJは2019年12月16日から20日の間に、マハドIDPキャンプで生活する月経期を迎えた女子および女性、全1,327人を対象に月経衛生管理尊厳キットの配布を行いました。キットの内容は、再利用可能なナプキン、下着、カンガ(腰に巻きつけてスカートのように着用するアフリカ布)、体用石鹸、水浴び場で着用するサンダル、洗濯用石鹸、バケツ、爪切り、そしてこれらを収納するバッグです。
 

月経衛生管理尊厳キットを受け取った女子生徒と女性たち

月経衛生管理尊厳キットを受け取った女子生徒・女性からは、「下着や再利用可能なナプキンに加え、石鹸も入っていたので、これらを清潔に保つことができ、安心して外出ができるようになった。」「スリッパのおかげで、水浴び場で身体を洗う際、足の裏を怪我したり汚したりする心配がなくなった。」など、喜びの声が寄せられました。

インタビューに応じてくれたサラさん(写真左)とアコットさん(写真右)

今後もPWJは、国内避難民をはじめ、紛争の影響を受けた人々に寄り添った支援を行っていきます。応援どうぞよろしくお願いいたします。

 
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三井住友銀行 青山支店
口座番号:普通 1671932
口座名義: 特定非営利活動法人 ピース ウィンズ・ジャパン広報口
※銀行振込はお振込み人様を特定できません。お振込み後に、HP問合せフォームよりご連絡ください。
 
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は2014年12月、広島県より「認定NPO法人」として認可されました。これにより、PWJへのご寄付は、寄付金控除の対象となります。くわしくは寄付金控除(認定NPO)についてをご覧ください。
 
※様々なサポートをするためにご寄付のうち最大15%は運営費(事務所の管理運営費、調査・提言活動のための費用など)として活用させていただきます。また、今回の支援が終了した場合、今後のレスキュー及び被災者緊急支援の準備に活用させていただきます。

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