ピースウィンズ・ジャパンは、紛争や災害などの脅威にさらされている人びとに対して国内外問わず支援活動を行うNGOです。

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2013.9.10

【フィリピン・ルソン島水害支援】現地からの報告

フィリピン 海外人道支援

8月中旬に発生した台風ウトア(フィリピン名:ラブヨ)や豪雨による洪水のため、フィリピン・ルソン島では約49万世帯が被災しました。ピースウィンズ・ジャパン(以下、ピースウィンズ)は8月31日に2名のスタッフを派遣。現地パートナー団体のCitizens’ Disaster Response Center(CDRC)と連携し、緊急支援を開始しています。
ピースウィンズが食料を配布した地域の住民の方々から、被災当時やその後の状況をお聞きました。
リサール州サン・マテオ市バナバ
テレシタ・ガティルさん(45歳、夫,子ども6人,嫁2人の10人家族)
フィリピン洪水被災者への聞き取り ピースウィンズ・ジャパン
「自宅は胸の高さまで浸水し、近くの学校に3日間避難しました。夫は大工の仕事をしていますが、仕事のない日も多く、洪水で収入が途絶えてしまいました。お金を借りて、家族全員がどうにか食いつなぎました。
この地域では毎年のように洪水が起こります。けれども外部からの支援はほとんどなく、政府からもわずか1食分の食料しか配布されません。引っ越したくても、そのお金もありません。
今日は、日本からの支援食料をもらうために、川を渡ってきました。これで本当に助かりました。日本の支援者の皆さんに感謝しています」
ラグナ州カランバ市リンガ
マリナ・メンディオラさん(74歳)
フィリピン洪水被災者への聞き取り ピースウィンズ・ジャパン
「夫に先立たれ、4人の子どもを2009年の台風で亡くし、今は身寄りもありません。この年齢では仕事もできず、半年前には事故で怪我をしたために、今は物乞いをしながら暮らしています。
今回の洪水ではベッドの下まで浸水しました。
この地域の住民の多くが漁師をして生計をたてているので、毎年洪水被害があっても移住などできません。
この近所では、洪水発生以降、支援物資が何も配られていません。日本からのこの食料支援が初めてです」
ピースウィンズは、このように行政の支援が届きにくい地域を重点に、7地域で食料を配布しています。
報告:川井 慧、イ・チャンウ
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