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ピースウィンズ・ジャパンは、紛争や災害などの脅威にさらされている人びとに対して国内外問わず支援活動を行うNGOです。

海外人道支援

Overseas

2021.12.20

【ネパール】洪水の爪痕と村人の希望

ネパール 海外人道支援

2021年6月15日夜8時ごろ、私たちが 活動している地域の一つであるメラムチ地区が大きな洪水に見舞われてしまいました。約260世帯が被害を受け、600人の村人が避難しました。ネパール人18人、中国人2人、インド人1人が死亡し、未だ、インド人2名と中国人1名が行方不明となっています。


洪水の前のメラムチ地区
 

写真:洪水発生時のメラムチ地区

 

 
川は二倍以上の幅にまで膨れ上がり、すごい勢いの波が押し寄せました。
 


洪水翌日に、浸水する建物を呆然と眺める村人たちの背中とメラムチ地区

 
その時、村人はただただ、洪水の爪痕を呆然と眺め、佇むことしかできませんでした。
 


写真:倒壊した橋

 
先日12月7日から8日にかけて、日本人現地駐在員とネパール人スタッフが事業地を訪れました。写真中央に映っているのは倒壊した橋です。
 


写真:仮設の橋と土砂の山

 
橋の先に見える砂の山は洪水で流されてきた土砂の層です。間に見える黒い層がもともとの地面の高さです。写真右側には土砂に埋もれた家の窓が見えます。
村人は、倒壊した橋の隣に、土管で仮設の橋を造っていました。幅のせまい橋ではありますが、この橋がなければ、遠回りして対岸の村に食料などを運ぶことになります。遠回りの道は整備されておらず、通行するだけで一苦労です。
 
洪水の被害を心配しながら橋の対岸に渡り、山に登ると、そこにあったのは村のみなさんの笑顔と前向きな言葉でした。
 


冬季野菜の育苗トレーニングに参加するメラムチ地区の農家たち。指導しているPWJスタッフは日本の大学で農業を学び、今はPWJに加わって、ネパールのために農業の技術指導や日本・ネパールの友好活動に取り組んでいる。

 
現在実施している事業では、メラムチ地区、スンコシ地区、バレフィ地区の農家さんたちと季節ごとの野菜栽培方法を学んでいます。この日は、農家さんたち冬季野菜の育苗研修を実施中。研修の中で育苗管理に必要な播種、潅水管理、苗床の作り方や、移植のタイミングなど基本的な知識を指導します。
 
「せっかく(洪水前にも)技術研修を受けて、初めてトマト栽培に挑戦したのに、洪水で野菜を市場で売れなかったんだ。だから、ご近所や親せきに野菜を安く 配ったんだよ。これからはどんどん野菜を売れるように頑張るよ!」
 
と、私たちの研修に参加していた農家さんが話してくれました。
 


畑を耕す女性たち

 
「今から、じゃがいもを植えるのよ!あなた達も畑を耕してみる?とても重労働なのよ!」
 
農地の視察で出会った女性たち。彼女たちが使っている鍬を借りて畑を耕してみると、とても重く、柄が短いため、腕が痛くなり、腰にも大変な負担がかかりました。
 


畑を耕してみる日本人現地駐在員

 
「あはははは!そんなんじゃ全然だめよ!こうやるのよ!」
 
と、鍬の使い方を教えてくれる女性たち。私よりも背の低い小柄の女性たちですが、足腰はしっかりしており、軽々と鍬を振り上げます。
 


左、農家の女性、中央、リーダー農家、右、ネパール人スタッフ

 
「研修を受けて、トマト栽培を始めた後、2万ルピーぐらい(2万円程度)収入が増えて、子どもへの食事も豊かになり、服も買えたのよ!」と話してくれた農家の女性。
 
リーダー農家たちはトマトの剪定や生育管理など、スタッフが指導した通りに実践し、成果を上げ徐々に自信を付けてきています。彼らの成功体験を、他の農家たちにも知ってもらうことで、コミュニティ全体の発展が期待されています。
 


村からすこし離れた水場
 

家族6人分の洗濯を、水場で洗う女性

 
次に出会ったのは、たくさんの洗濯物を洗う女性。
 
「家族6人分の洗濯ものを、ここまで持ってきて洗うのよ。家に水道が通るのを楽しみにしているわね!」
 
と、笑顔で話してくれました。
 
これから行う事業では、村から離れた水源から水を引き、それぞれの家庭で安全な水を使うことができるように計画しています。
 
なお、PWJは、洪水前より、現地提携団体であるInstitution for Suitable Actions for Prosperity (ISAP 読み:アイサップ)とともに、シンドゥパルチョーク郡にある中山間部の集落において、安全な水へのアクセス改善と野菜づくりを支援することで村人の暮らしを豊かにできるよう、事業を続けています。メラムチで被害を受けた村人にも、皆様の支援を未来の希望と共に届けさせていただきます。
 
この事業は、外務省日本NGO連携無償資金や個人・法人の皆様のご支援を受け、ネパール政府や地元の方々のご協力を得て実施しております。引き続き皆様からのあたたかいご支援をお待ちしております。
 


2021年12月7日のメラムチ地区の様子

 
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