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【ネパール】生活を変えた水へのアクセス:今後は農業利用も

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、現地パートナー団体Institution for Suitable Actions for Prosperity(ISAP)とともに、シンドゥパルチョーク郡バレフィ地区において、3つの給水施設を建設しました。 皆様のご支援ご協力により、2021年8月7日、給水施設を引き渡す式典を行うことができました。
 

 
当日は、感染対策の観点から少人数で行い、バレフィ自治体長や区長、水利用者委員会のメンバー、 村の方々が出席されました。
 
式典の中では、自治体長とPWJスタッフが赤い幕でデコレーションされた蛇口をひねるセレモニーを行いました(写真1)。蛇口から透明な水が勢いよく流れ出すと、見守っていた村の人たちは、ほっとしたような笑顔を浮かべていました。
 


写真1:セレモニーの様子

 
その後、給水施設の引き渡しを象徴する大きな「鍵」を、バレフィ自治体長のケダー・チェットリ氏に手渡しました(写真2)。チェットリ氏は 「水不足を抱えるこの地域に、給水システムを建設してくれたPWJとISAPの努力に感謝し、この給水施設の維持・管理に努めていきます」と、力強く述べられていました。
 


写真2:給水施設の引き渡し時の様子。駐在員(左)、チェトリ氏(右)

 
村人からも、謝辞が述べられました。
「管理トレーニングを受けられたのが良かったです。小さな修理は自分でできるようになりました。基金の設立を支援したてくれたことにも感謝しています。今後の修理やメンテナンスのための費用をまかなうことができます。」
 
水利用者委員会会長の女性は、給水施設が女性の生活を改善していることも教えてくれました。
「水汲みを含む家事は、主に女性の仕事なのです。家の近くにこの給水施設ができて、水汲みの仕事にかかる時間がずいぶん減りました」
 
自分の家の近くで十分な水を利用できるようになると、水汲みの時間が減り、その分、農業や商売に取り込むことができます。このようにして、給水施設は水へのアクセス改善はもちろん、生活水準を向上させることも期待されています。また、十分な水量があると、手洗いやうがいを十分に行うことができ、ネパールでも流行している新型コロナの感染拡大防止にもつながります。
 
私たちPWJとISAP は、給水施設が村人により適切に維持管理されることで、衛生環境改善による健康状態の向上と、給水施設の余剰水を利用した農業収入による生活水準の向上に貢献できることを願っています。
 


写真3:村の象徴である大木に作られた給水施設の看板

 
この事業は、外務省日本NGO連携無償資金のご支援を受け、ネパール政府や地元の方々のご協力を得て実施しました。今後もこの地域の村人には、給水施設の余剰水を利用して野菜生産の支援がPWJとISAPにより行われます。引き続き皆様からのあたたかいご支援をお待ちしております。
 
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