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【ネパール】痴漢撲滅キャンペーンとダカ織りで女性をエンパワーメント

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)とネパールの現地提携団体「SABAH (SAARC Business Association of Home-Based Workers)Nepal」は、ネパール女性子ども高齢者省とバス会社との協働で公共交通機関での痴漢撲滅キャンペーンを2018年11月から実施しています。具体的な取り組みの一つとして、痴漢行為への警告広告をバス車内で掲示しています。このキャンペーンでは被害者だけでなく、周囲の乗客が性的暴力の行為に気づき、発言して介入することができるような教育を行うことも目的としています。

警告広告「痴漢行為を行ったものはネパールの法に基づき2年の拘留となる」と記載されている
警告広告「痴漢行為を行ったものはネパールの法に基づき2年の拘留となる」と記載されている
バス外観 Copy right: http://www.sajhayatayat.com.np/
バス外観 Copy right: http://www.sajhayatayat.com.np/

このキャンペーンは、被害者以外の乗客が周囲で起きている性的暴力の行為に気づき、発言して介入するように乗客を教育することも目指しています。

バスの中
バスの中

一方、PWJは、現地NGOのSABAH Nepalと提携し、2015年の大地震の直後から、ネパールの女性たちの生計と地位の向上を目的とする活動を続けてきました。2018年4月からは、日本国際協力財団より民間助成金を得て「ネパール伝統工芸ダカ織りを営む女性への技術支援事業」を実施しています。
ダカ織りとは、ネパールの山間僻地において、モンゴロイド系少数民族出自の女性たちによって、それぞれの家庭で代々継承されてきた伝統織物です。織物のデザインは独特で、ネパールのファッション界でもその美しさが注目されています。ダカ織り製品の販売で得た収益は、SABAH Nepalが首都カトマンズ近郊で託児サービスを運営するためにも使われています。
さらに、2019年4月からは、株式会社フェリシモの基金「ネパール中部地震義援金」を得ることができ、PWJの支援するネパールの女性にとってもう一つの日本の民間助成元となりました。

大地震の後、家族という尊い存在だけでなく日々の生活の糧を失った多くの女性にとって、将来の希望を持つことができるように新たな事業活動が始まります。2019年は、これまでの技術支援事業を着実に継続するだけでなく、2018年12月、ネパールの一大観光地バクタプール広場に開店したダカ織商品の直売店における広報活動や人材育成にも注力し、継続的で安定した運営を目指したいと考えています。
(株式会社フェリシモによるファンドレポートはこちらから:
https://info.felissimo.co.jp/pr/report/entry/201903nepal-pwj.html

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