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【ミャンマー洪水】イラワジ地域、カレン州で復興支援開始

緊急救援から復興支援へ
7月末以来、ミャンマーの広範囲を襲った洪水・地滑りによる被災者は、死者117名、避難者160万人を超えました(8月20日時点)。ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、災害発生当初に実施した救援活動用のソーラーランタン420台の緊急配布に続き、被災者が元の暮らしを取り戻すための復興支援を開始しました。
最も被災規模が大きい場所で
現在、多くの洪水被災地では水は引いており、被災者への支援は緊急救援から復興援助に移行してきています。PWJは、ミャンマー国内で最も多くの被災者が出たイラワジ地域(ミャンマー南部)の中でもとりわけ被害が大きかったインガプ郡(人口の32%にあたる6万8000人が被災)にある30村を対象に、洪水で浸水・損壊した住居の清掃や修繕をするための道具の配布、使えなくなった井戸の修理、流されてしまったトイレの再建、被災した学校の修繕や飲料用フィルターの設置の支援を、今後4か月に渡り実施します。
    ミャンマーミャンマー
           写真左:洪水で浸水した住居、同右:洪水後、使えなくなった井戸
生計手段の再建も急務
洪水により多くの農地が水没し、作物にも大きな被害を与えました。農業で生計をたてる被災者は、水没した農地から泥を取り除くなどして早急に整備をし、改めてコメなどの作物を植えなければいけません。そこでPWJは、ミャンマー南東部にあるカレン州で洪水の被害が特に大きかったパアン郡およびラインブエ群で、被災農地300エーカーの再耕作を支援するための米籾や肥料を配布することにしました。

ミャンマー
洪水の後に泥が流れ込み、固まった農地

この地域は元々洪水多発地域であることから、将来に備えて被災後にすぐ再耕作に取り掛かれるよう、植え付け用の種子類を安全に保管できる倉庫を建設するとともに、被災した井戸が将来の洪水の被害を受けにくくするために修繕・改善するなどの事業を8村で実施します。
この復興事業は、The JTI Foundationの支援を受け、現地のパートナー団体であるCDA (Community Development Association)と協力して実施します。
▼関連リンク
救援活動用にソーラーランタン420台配布(2015.8.10)
 

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