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私たちの活動

ダーマラキタ村の生徒たちも新校舎で学習開始

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、2008年12月からボガレ地区マグー郡の二つの村で学校建設を進めてきました。イェーチョーカ村では、子どもたちはすでに完成した学校に通っていますが、2008年12月下旬に建設を始めたダーマラキタ村の学校もこのたび完成し、2009年3月初旬に村への引渡式を行いました。

引渡式のテープカットの様子

引渡式のテープカットの様子。右から2人目がPWJ高橋
(C)Peace Winds Japan

ダーマラキタ村の学校に通う高校2年生の生徒たちは、卒業まで残すところあと約20日間ですが、新しい環境で授業を受けることができました。
「新しい校舎ができて、とてもうれしい。机・イスも新しくなって、とても勉強しやすいです。今までの校舎は、雨が降るとすぐ雨漏りして勉強できなくなったけど、新しい校舎なら雨漏りしない。授業が終わっても、みんなここで自習しています」
彼女たちは3月に卒業試験が控えているのです。この試験の成績によって進路が決まってくるため、とても大事な試験です。夜9時過ぎまで学校で自習して、試験に備えているようです。試験を前に、彼女たちも将来の夢を具体的に描くようになってきました。「将来何になりたいですか?」と聞いてみたところ、いろいろな答えが返ってきました。

将来の夢を語る生徒たち

将来の夢を語る生徒たち
(C)PWJ/Hiroko TAKAHASHI

「警察官。制服がかっこいいから」(マー・イー・イーさん 19歳)
「エンジニアになりたい。いろいろな建物を建てたい。この学校が建てられていく様子も見ていておもしろかった」(ピュー・バー・パーさん 16歳)

ピュー・バー・パーさん完成したダーマラキタ村の学校

写真左:ピュー・バー・パーさん
(C)PWJ/Masaharu SAITO
写真右:完成したダーマラキタ村の学校
(C)Peace Winds Japan

数少ない男の子からも、話を聞かせてもらいました。
「弁護士になりたい。公平なことが好きだから。」(ミョー・ゾー・ウー君 19歳)
3月15日早朝、ボガレの町中で、たくさんの生徒たちがサイカー(サイドカー付の自転車)に乗って試験会場に向かうのを目にしました。ダーマラキタ村の生徒たちに会うことはできませんでしたが、きっと他の生徒たちと同様、緊張した面持ちで試験会場に向かったのでしょう。
村の学校は3月下旬から6月まで長い休みに入ります。6月の新学期から新しい生徒も加わって、お互いに励まし合い、さまざまな夢を描いて、たくさんの生徒たちが巣立っていってほしいと願っています。

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