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ピースウィンズ・ジャパンは、紛争や災害などの脅威にさらされている人びとに対して国内外問わず支援活動を行うNGOです。

海外人道支援

Overseas

2009.1.23

村の学校を修復−サイクロンが襲った「あの日の記憶」は今も—

ミャンマー 海外人道支援

ピースウィンズ・ジャパン(以下PWJ)は、昨年5月のサイクロンによって大きな被害を受けた、ボガレ地区マグー郡のブロック2村で、12月下旬から学校の修復を実施しています。
被災後まもなく、村人たちは協力して、流されてしまった校舎の代わりに、集めた古い木材や、プラスチックシートなどを使って小屋を作り、授業を再開していますが、今も学校として使われているその小屋は、床はなく地面がむき出しの状態です。雨が降ると小屋の3分の1は水浸し、屋根からは雨が漏るような状態でした。この学校に通っているのは、42人の中学生と30人の高校生です。

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小屋の中にも水たまり(10月下旬)

(C) PWJ / Masaharu SAITO

学校修復を始める前に村を訪れた際、サイクロンが襲った時の話を生徒たちから聞くことができました。子どもたちの脳裏には、サイクロンの記憶が今も鮮明に残っています。そして、まるで昨日のことのように、私たちにその当時の様子を生々しく伝えてくれました。
「サイクロンが村を襲った時、私は波にさらわれ、流されてしまいました。必死になって流木につかまっていました。1人きりになってしまったので怖かったです。」(タ・ゼン・ラインちゃん・12歳・中学2年生)

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サイクロンの時のことを語るタ・ゼン・ラインちゃん
(C) PWJ / Masaharu SAITO

「サイクロンの時は、妹とお父さんは家の中にいたけど、私とお母さんは波にさらわれてしまいました。雨が背中に当たって痛くて、水が鼻の中に入ってきて苦しかったです。大きな流木に頭をぶつけて気を失ってしまったけど、お母さんが私を離さないで、ずっと木に捕まっていてくれたので助かりました。」(エー・ミャッ・ラインちゃん・12歳・中学2年生)

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サイクロンの時のことを語るエー・ミャッ・ラインちゃん
(C) PWJ / Masaharu SAITO

それから、新しくできる学校についても聞いてみました。「今は座るところがちょっと狭くて、よく人にぶつかってしまう。だれも文句は言わないけど。新しい大きな校舎ができたら、座るところも、勉強するところも広くなって、もっと勉強しやすくなるから楽しみ。」と、うれしそうに笑顔を見せてくれました。

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エー・ミャッ・ラインちゃん(お母さんと妹と一緒に)
(C) PWJ / Hiroko TAKAHASHI

30年ほど前に村の人たちによって設立されたこの学校で、現在教えている先生たちの話によれば、彼らはかつてこの学校で学んだ卒業生なのだそうです。この学校に通う高校2年生たちも、来月には卒業式を迎えます。新しい校舎で彼らの卒業をお祝いできるように、村人とPWJとで力を合わせて建設を進めていきます。

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新校舎を建設中
(C) PWJ / Masaharu SAITO

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