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私たちの活動

緊急物資配布へトラック第一便が出発!

サイクロン「ナルギス」がミャンマーを襲ってから2カ月が経過しました。ヤンゴン市内では、被害の形跡はあまり見られないようになりましたが、市内を離れると、広大なデルタ地域には支援を待つ村々が点在しているのが現状です。ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、被災地での調査の結果を踏まえ、ミャンマー商工会議所連盟(UMFCCI)と協働して被害の最も大きかったエヤワディ管区で緊急の生活物資や衣類を10000世帯に配布することを決定していますが、物資を積んだトラックの第一便が7月6日、被災地へ向けて出発しました。

トラックへの緊急物資の積み込み

トラックへの緊急物資の積み込み
(C)Peace Winds Japan

最初に物資配布を行うことにしたのは、ヤンゴンから40キロあまり離れたところにあるエヤワディ管区ディディエ地区の村々。
これらの村々には6月初旬、PWJのミャンマー人スタッフがUMFCCIスタッフとともに調査に入り、被災地の惨状を目の当たりにしました。被災者の要望も聞きながら配布する物資を決定し、調達を急いだ結果、6月下旬以降、倉庫に次々と発注した物資が届けられました。被災地で支援の必要性を痛感したPWJのミャンマー人スタッフとともに、UMFCCI内に組織された「PWJ配給チーム」が物資配布の準備を進めることになりましたが、彼らは10000世帯分もの物資を一度に扱ったことはありません。チーム全員で協力し合いながら在庫管理や配布計画策定を行い、被災地に物資を1日も早く届けられるように毎日奮闘を続けてきました。その結果、配布作業が開始できる見通しが立ち、第一便の出発を迎えたのです。

倉庫に積み上げられた配布予定の毛布やバケツ、洗剤など倉庫に積み上げられた配布予定の毛布やバケツ、洗剤など

倉庫に積み上げられた配布予定の毛布やバケツ、洗剤など
(C)Peace Winds Japan

トラック第一便に積み込んだのは約500世帯分の物資。家族単位で配布しやすいように、あらかじめ袋詰めにしています。袋の中身は食器、料理用鍋、毛布、バケツ、化粧品、衣服など、当座の生活に欠かせないものがぎっしりと詰まっています。
緊急物資の配布は7日にスタート。配布場所を変えながら、連日、配布を続けます。

配布物資の確認をするPWJ斎藤

配布物資の確認をするPWJ斎藤(左)
(C)Peace Winds Japan

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