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ピースウィンズ・ジャパンは、紛争や災害などの脅威にさらされている人びとに対して国内外問わず支援活動を行うNGOです。

海外人道支援

Overseas

2014.4.11

【ミャンマー】村人に聞く、井戸の大切さ

ミャンマー 海外人道支援

現在ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)では、昨年末に開始した聞き取り調査から得た情報をもとに、ミャンマー南東部カレン州のラインブエ・タウンシップにおいて、より水環境の改善が必要な村や、6月頃に雨季に入った後はアクセスが不可能な村を優先して井戸事業を進めています。そして、2月末からは、井戸掘削・修復作業を開始しました。現在、手掘り井戸の建設や修復作業、管井戸の建設などを5村で行っています。また、乾季の今は、地域の川の水位がかなり低くなって水汲みが困難になってきたり、井戸水がかれてきたため、にごった水を使っている村が増えてきています。皆さんに、村の生活をより理解していただけるよう、3村で伺った村人からのお話をご紹介します。
【ヌンタパン村】現在、手掘り井戸の修復を行っているこの村の人びとは、農業(稲作)を主な生計手段として暮らしています。農作業用の牛を飼育している家庭では、牛に飲ませる水も必要となり、多い時には 一日10往復も井戸と家の間を行き来することもあります。また、村にある2本の公共井戸のうち、乾季に1本は枯れてしまい、残り1本の井戸に頼るしかありません。この村でPWJは、枯れてしまう方の井戸をさらに深く掘り下げ、乾季にも水が入手できるように修復しています。「家から近いこの井戸が乾季にも使用できるようになると、水を汲み取る作業がとても楽になります。今から楽しみです」と村人は話してくれました。
【ウィンセイン村】村の住人、ポー・タクさん(69歳)は、共同井戸の近くの家に一人で暮らしています。足が不自由なため長い距離を歩く事はとても大変です。「せっかく井戸の近くに住んでいるのに、井戸が壊れているので、遠くの井戸まで水汲みに行かなければなりません。でも、私は足が悪くて遠くから水を運べず、なかなか身体を洗えません。この共同井戸が使えるようになれば、私ばかりでなく、村人の多くも水をもっと簡単に手に入れられます」と、ポー・タクさんは期待を込めて話してくれました。

ウィンセイン村
ウィンセイン村での聞き取りの様子

【チャンター村】管井戸の建設を予定しているこの村では、毎年乾季後半の3月から5月になると、どの井戸も枯れてしまい、この間の水源は、6キロ離れた隣の村に頼るしかありません。この村のダウ・ラ・ミャインさんによると、乾季は家庭用の水を運ぶだけで精一杯で、身体を洗うための水を運ぶことはとても難しくなるそうです。「私には学校に通う娘がおり、隣村で身体を洗うしかない環境で暮らすのは、とても危険で辛いことです 」と語るダウ・ラ・ミャインさん。PWJが支援する管井戸によって、チャンター村の人が不安や危険を感じることがなく、一年を通して 水を入手できる環境を提供することが可能になります。

チャンター村
チャンター村での聞き取りの様子

PWJは、村の人びとの声をできるだけ聞き取り、村の水環境改善とともに、村人の衛生面の知識を高めるワークショップや、井戸を管理するためのトレーニングを行い、引き続き村全体の生活環境の向上を目指します。
※本事業は、皆さまからのご寄付のほか、ジャパン・プラットフォームとJTI Foundationからの助成金により実施しています。

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