【ミャンマー】タイ国境ミャンマー難民支援に向けた緊急初動調査を行っています

2021年2月の政変以降、混迷の度を深めるミャンマーでは、社会経済状況は悪化の一途を辿り、市民生活へも深刻な影響が及んでいます。
国内各地で戦闘が発生し、森林地帯や国境付近に避難して生活する人々が増加している中、生活物資や食糧等のニーズも高まっていることが危惧されていますが、ミャンマー国内で避難地域への支援を届けることは現在、安全上の理由から容易ではありません。
また、新型コロナウイルス感染拡大や政治的な状況を含む様々な事情から、人々が国境を越えて避難することも困難となっています。
 
ピースウィンズ・ジャパンは6月より、タイ北部のミャンマー国境付近において現地調査を行い、国境周辺で避難する人々のニーズや支援の可能性を調べています。また、現地支援団体を通じ、移動しながら避難生活を行う人々へ安全な水へのアクセスを改善するため、持ち運び可能な携帯型の浄水器を配布しました。
 

浄水器を使用する子ども（写真提供：KESAN)　
 

川で浄水器を使用し水を汲んでいる様子（写真提供：Saw Thay Poe)

 
現地で活動する団体や裨益者の安全に配慮しながら、引き続き活動を続けていきます。
 
※本事業は、ジャパン・プラットフォームの助成金と皆様からのご寄付によって行われています。皆さまからの温かなご支援・ご協力をお願い申し上げます。