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【東アフリカ干ばつ】ケニア・ダダーブ難民キャンプで1,400基のトイレが完成!

ピースウィンズ・ジャパン(以下、PWJ)は、2013年9月から12月末まで、ケニアのダダーブ難民キャンプの衛生環境を向上するため、1,400基の家庭用簡易トイレ建設事業を実施しました。
「今まではどこで用を足せば良いのやら、毎日考えなければなりませんでした。でもこれからは安心です。」
「嬉しいです。これで他人の目を気にせず水浴びもできます。」
私たちがトイレ建設を続けている中、すでに建てられたトイレを使っている難民の女性が喜びの声を伝えてくれました(現地の人びとはトイレを水浴び場としても使用します)。
左_JPF3トイレ_シェルター右_JPF3トイレ内側
写真左:手前が家庭用簡易トイレ。後方は以前PWJが建設した仮設住宅
写真右:トイレの内側
ここダダーブ難民キャンプではおよそ40万人の難民が暮らしています。9割以上が隣国ソマリアから、他にエチオピア・南スーダン等の人びとが、難民として5つのキャンプに分かれて住んでいます。
なかなか想像し難いかもしれませんが、何もなかった場所に難民キャンプが設けられ、仮設住宅、学校、診療所等はもちろん、井戸、道路等の基本的なインフラ整備、自立支援のための活動、第三国への定住等、様々な取り組みが国際機関やNGOによって実施されています。PWJは2011年に東アフリカで起きた干ばつにより新たに流入した難民を支援するため、2012年2月からこのキャンプで事業を続けています。
受益者の声として次のような言葉も耳にしました。
「PWJの建設したトイレは、他のトイレと比べてしっかりと建てられているのが嬉しい。」
家庭用簡易トイレは、受益者自身が穴を掘り、難民同士が協力し合い地面の部分にコンクリートで作った土台を設置します。そしてその周りに鉄板・木材を用いた壁部分を組み立てる構造です。壁となる鉄板が倒れにくいよう、しっかりと木材で補強し、またドアの内側に安全面を考慮して、頑丈な鍵を付けています。PWJが行った、このようなちょっとした工夫が、難民の皆さんに喜ばれています。
昨年末で終わった本事業の後も、PWJは引き続きダダーブ難民キャンプで仮設住宅建設支援を実施します。一人でも多くの人が最低限の生活を確保できるように、支援を続けていきます。
報告:樋口博昭(ケニア駐在)
*本事業は、ジャパン・プラットフォームからの助成や、皆さまからのご寄付により実施しました。

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