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2020.9.16

【ケニア】若者グループが ISSB技術を使って住宅景観を変える~Part 1ダダーブスターの経験~

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若者グループが ISSB技術を使って住宅景観を変える~Part 1ダダーブスターの経験~

ピースウィンズ・ジャパン(以下PWJ)ダダーブ事務所では、ISSB(連結型圧縮土ブロック、以下ISSB)の製造・建設技術研修を受けてきた若者グループがISSB市場拡大に向けたマーケティング活動を行い、自分たちで注文を受け収入につなげていくための支援を行っています。今回はダダーブ事務所のスタッフから現地の状況を伝えてもらいました。

プログラムマネージャーのエヴァンスとフィールドアシスタントのイブラヒムです。今回は、ISSB製造・建設活動訓練を受けてきた若者グループが、今年3月に卒業した後の様子についてお伝えしたいと思います。ダダーブも新型コロナウイルスの影響下にありますが、計8つある若者グループのうち活動中のダダーブスターとホルムッドユースグループを、私イブラヒムが訪問しました。Part1の今回はダダーブスターをご紹介します。(Part2ホルムッドユースグループへの訪問レポートはこちらをご覧ください

ダダーブスターは男性7名、女性4名で構成されています。彼らはやる気や起業家精神を持ち、人が多く集まる結婚式や市場などでISSBのサンプルを見せながら、ダダーブコミュニティへISSBの理解を広げるマーケティング活動をしています 。またマーケティング戦略として、「もし人に何かをしてもらったり買ってもらうように説得したいなら、彼らが考える際に使う言語を用いなければならない」という現地のことわざに沿って現地語のソマリ語に訳した広告をデザイン・印刷しました。このおかげか、その後受注を取ることができました。
 


ダダーブスターによって新しく建設されたトイレと浴室をバックにしたイブラヒムとダダーブスター書記(右の女性)
 

古いトイレ

 
また、ダダーブスターは職業訓練センターを経営していて、以前ISSB研修中にビジネスについての講義をしてくれたダダーブ在住のFalhado氏からも注文を受けました。この経緯についてダダーブスター代表Aden Hassanさんは「若者グループ8つのうち1つからISSBを購入することを約束してくれていましたが、実際に会ったとき、私たちに彼女の家族用のトイレ・浴室建設を依頼してくれました。費用や時期についての話し合いを経て、無事、予算・期間内に完成させることができました」と話してくれました。ダダーブスターの書記Nimco Mohamedさんは「ダダーブスターがコミュニティ内でトイレの受注を取ることが夢でした。私たちの建設に対する能力や評判が評価されたからだと思っています。ISSBを通じてメンバー達が収入を得られる機会にも繋がっています」と語っていました。

トイレと浴室建設を依頼したFalhado氏は、彼らの仕事ぶりに感銘を受けたそうで、次のように語っています。「想像していた以上の新しい技術に感心しました。ISSBを使用したトイレ建設を依頼する前は、壁がなく古布で覆っただけのトイレを使用していましたが、壁の建設は高価になるのではと考えていました。しかし、ISSBは建設完了までの期間も短く、トイレと浴室は他の資材ではできないほど綺麗に仕上げてくれ、費用も抑えることができました。ISSBは他の資材と比べ安価で魅力的です。今はもう以前の様に風によって古布が飛んでしまうのではという思いをすることなしに、快適にトイレと浴室を使用できています」
 


イブラヒムとダダーブスター代表(左)のインタビューの様子

 
若者の向け活動に関するPWJの今後の展望

今後数か月以内に、PWJは4つの若者グループと契約し、ダダーブ/ファフィ副郡でISSB技術を用い、教室2室と学校塀1つを建設する予定です。これらの若者グループは、ガリッサ郡政府からISSBの認定を既に取得しており、建設工事の導入研修も既に受講済みで、今後大きなプロジェクトを独立して行う準備ができています。ISSBの若者グループは、低コストでありながら非常に耐久性があるISSB技術を用い、ゆっくりとしかし着実に地域の住宅景観を変えていっています。私たちPWJは、今後も、若者グループに技術的なアドバイスを提供し、ビジネス基盤を強化しながら、彼らがこの地域で利益を上げられるようなビジネスを実施できるよう支援していきます。

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