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海外人道支援

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2019.10.9

【ケニア】ナイロビ事務所会計担当、ジェームスからみた初めての人道支援フィールド

ケニア 海外人道支援

日本の皆さん、初めまして。ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)のナイロビ事務所で5か月前から会計担当として勤務しているジェームスと申します。私はケニアの一般企業に約20年勤務してきたため、人道支援のことは今までテレビや本を通じてしか知ることができませんでした。しかし8月に難民居住地区・キャンプを訪れ、初めて自分の目で人道支援の現状を見ることができました。3日間という短い滞在でしたが、PWJの一員として、困っている人々を笑顔にしたいと思いました。今日は、初めて視察をした難民居住地区・難民キャンプの様子を、この仕事に携わることになった私の目を通してお伝えしたいと思います。

PWJの人道支援の実際

PWJの事業地であるカロベエイ難民居住地区を訪問し、難民の人たちの生活を垣間見た際、国連機関とPWJを始めとするNGOが、難民の人たちの住環境、生活環境を向上させるために活動してきた結果だということがすぐにわかりました。約38,000人の難民が暮らすこの居住地区では、数年前まではビニールシートでできた仮設住宅に住む人が多かったのですが、現在この内の約1/3の人々は仮設住宅からトイレ付き恒久住宅に建て替えられた新居で生活を送っています。約1年程度の耐久性の仮設住宅に比べ、地元の石素材をセメントで固めて建てる恒久住宅は安全性やプライバシーが担保されており、もはや住居の心配をする必要はありません。このような恒久住宅への建て替えは、祖国から遠く離れた土地で生活している難民の人たちにとって、家族で食事をしたり、子どもたちを学校へ送ったりと、生活への新たな希望を与えるのだと思います。

カロベエイで建設中のトイレ付き恒久住宅

一方で、カロベエイ難民居住地区は野外排泄が多く見られる所だと聞いていたので、居住地区を歩くことは少し気が引けていたのですが、実際歩いてみると私の印象はすぐに変わりました。PWJが世帯別トイレ・公共トイレ、そして学校に併設するトイレを整備していること、またトイレの必要性と野外排泄がもたらす病気などについての理解を促していることが功を奏し、人々が野外で排泄をすることが少なくなっていました。また、子どもたちが学校でトイレに行きたくなった時、今までなら木陰を探して用を足していたのが、きれいなトイレを安心して利用できることで、授業に集中できるようになるのではと思いました。

PWJが建設した学校用トイレの前に立つジェームス
新しく建設されたトイレと学校の生徒たち

今回の訪問では、難民の人々が軒先に小さな畑を耕して野菜などを作っている様子も見ることができました。これらの野菜を家族と一緒に食す家庭もあれば、作った野菜を難民居住地区内や近隣のカクマ難民キャンプで売る家庭もあるそうです。小さいながらも我が家と呼べる場所で日常生活を穏やかに過ごしていることに気づきました。

カクマ難民キャンプのマーケットの様子

 最後になりましたが、今回の訪問で日本の皆さんからの支援がカロベエイ難民居住地区で暮らしている難民の人たちにまで届いていることを知ることができたのは、大変によい機会だったと思います。日本の皆さんからの支援が、遠く離れた難民の人たちの日々の生活に変化をもたらしていることを実感したのと同時に、皆さんへ感謝の気持ちを送りたいと思います。これからも皆様からのあたたかいご支援をどうぞよろしくお願いします。
 

ナイロビ事務所 ジェームス・ゲム

 
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