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【千葉・緊急支援】記録的短時間大雨~台風15号の被害への影響~

10月25日午前、千葉県で記録的短時間大雨情報が報告されました。ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)が、台風15号の被害の緊急支援を展開している千葉県鋸南町においても、土砂災害警戒のため避難勧告が発令されました。

千葉県富津市から鋸南町にかけて、大雨後の様子を視察した際の様子です。山に囲まれた地域であることもあり、斜面が多い影響か、道路の一時冠水箇所も多く見られました。斜面のいたるところで細い滝のように水が流れ、また、木の枝が道路に落ちていたり、川の斜面から道路側に木が倒れたりしている様子も見られました。加えて、木の根が露出し、その周りでは、土砂災害の前兆とも言われる、地面から水が吹き出す現象も発生。

冠水した道路
地面から噴き出す水
川に架かるように倒れた倒木
濁流と化した川の様子

幸い、大きな土砂災害には至らなかったものの、台風15号で屋根の損壊を受けた家庭では、雨漏りの被害が報告されています。

PWJは、台風15号発生直後から千葉県南部に要員を派遣し、鋸南町を拠点としてボランティアセンターの運営を支援する中で、特に破損した屋根にブルーシートを張る支援の調整を行ってきました。ボランティアセンターが調整する技能ボランティアに加え、県が調整する自衛隊、消防、建設業協会と連携しながら数百件のご自宅にブルーシートを張り支援を実施してきましたが、強風被害、台風19号による影響と、一度張ったブルーシートの張り直しが必要な状況が発生しています。被害家屋が多いため、業者による屋根の修理が追い付かない中で、ブルーシートによる一時的な補修の需要は依然高い状況です。

ブルーシート展張作業1
ブルーシート展張作業2

屋根の修理、ブルーシート展張が施されていない家庭で心配されるのが、屋内でのかびの発生とそれによる健康被害。台風15号から1か月半以上が経った現在、雨漏りが原因によるかびの発生が多く報告されています。今回の大雨による雨漏りの影響も懸念されます。

鋸南町災害ボランティアセンターは、災害ボランティアセンターとしての活動を終了しました。ブルーシート張りの支援ニーズが依然高い中、PWJは、新たな体制で支援を継続すべく、関係者との調整を行っています。また、新体制への移行期にある現在も、継続してブルーシート展張支援を実施しています。

活動拠点としている鋸南町をはじめとする台風15号の被害を受けた千葉県県南部において、関係者と連携しつつ、自然災害による更なる被害が拡大しないよう、また、一日でも早く被災された皆様が日常を取り戻すことができるよう、活動を継続していきます。

※本事業は、皆様からのご寄付とジャパン・プラットフォームからの助成を受けて実施しています。

 
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■クレジットカードでの受付

 

■郵便局でのお振込
口座番号:00160-3-179641
口座名義:特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン
通信欄 :「千葉台風15号被災者支援」と明記してください。
 
■銀行でのお振込
三井住友銀行 青山支店
口座番号:普通 1671932
口座名義: 特定非営利活動法人 ピース ウィンズ・ジャパン広報口
※銀行振込はお振込み人様を特定できません。お振込み後に、HP問合せフォームよりご連絡ください。
 
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は2014年12月、広島県より「認定NPO法人」として認可されました。これにより、PWJへのご寄付は、寄付金控除の対象となります。くわしくは寄付金控除(認定NPO)についてをご覧ください。
 
※様々なサポートをするためにご寄付のうち最大15%は運営費(事務所の管理運営費、調査・提言活動のための費用など)として活用させていただきます。また、今回の支援が終了した場合、今後のレスキュー及び被災者緊急支援の準備に活用させていただきます。

■Tポイントで1ポイントからご寄付可能なYahoo!募金はこちらから
https://donation.yahoo.co.jp/detail/925036/

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