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柏崎市の五日市集落にコンテナハウスを設置/家財道具の一時保管スペースを提供

新潟県中越沖地震の被災地で支援活動を行っているピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、柏崎市西山町の五日市集落で8月1、2日、被災家屋の後片付けや修復の際に必要となる家財道具の一時保管スペースとして、コンテナハウス計20棟を設置しました。設置場所は、集落センターの駐車場と、隣接する公園。今後、災害ボランティアの手も借りながら被災者が家財道具を運び入れ、活用する予定です。
五日市集落には古い木造家屋が多く、9割もの家屋が応急危険度判定で「危険」と判断されました。住民の多くは家の修復や建て替えを考えていますが、家財道具をとりあえず保管しておく場所がなく、困っていました。人びとの暮らしの再建を支えるため、集落の総代である渡辺丈夫さんが、家財道具の置き場をつくることを発案。PWJが7月下旬、床敷き用に発泡質の断熱板をこの地区の避難所に配ったのが縁で、その要請がPWJに届き、今回の支援が実現しました。
コンテナハウスは幅5.4メートル、奥行き2.4メートルで、高さは2.6メートル。新潟市内のレンタル業者から手配しました。8月1日の朝7時半から大型トラック4台で運びこまれたコンテナ10棟が、クレーンを使ってきびきびと組み立てられました。この取り組みは「集落をなんとか維持したい」という五日市集落の人びとの声に迅速に対応したものとして、地元メディアも注目。コンテナ設置の様子をテレビで見て現場をさっそく訪れた集落内の男性は「本当にありがたい。こうやって助けてくれる人もいるんですね」とPWJスタッフに話しました。翌2日にも10棟を設置しました。
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左:トラックで運びこまれるコンテナ、右:コンテナの組み立て作業
(C)Peace Winds Japan
設置期間は今のところ最長3カ月と考えていますが、定期的に被災者の状況などを確認し、設置期間を決める予定です。五日市集落は柏崎市の中心部から離れた山あいにあり、高齢化が進んでいます。地元では被災を機に集落を去る人が増え、地域のつながりが薄れることを心配する声もありましたが、保管スペースの提供が住み慣れた集落の復興に役立つことが期待されています。
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コンテナを確認するPWJ柴田(C)Peace Winds Japan

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