SHARE
facebook X LINE
私たちの活動

【熊本地震】ユニットハウス村閉鎖 – 5カ月半の避難所運営が終了-

熊本地震から5カ月半が経過した9月30日、避難者の行き先が確保できたことを受け、ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、パートナー団体(公益社団法人Civic Force、アジアパシフィックアライアンス)と共同で運営してきたユニットハウス村を閉鎖し、避難所はその役割を終えました。
6月の開設からの4カ月間で、ユニットハウス村には延べ57世帯144人が避難しました。PWJが運営していた2カ所のテント村の避難者を合わせると、延べ133世帯421人に上ります。避難者の多くがペット連れだったこともあり、避難した犬や猫などの動物も延べ155匹に上りました。
最終日は、住民が次々と荷物を運び出し、仮設住宅や民間住宅など新たな生活拠点へ移っていきました。ユニットハウス村で一夏を過ごした子どもたちからは、「学習室や談話室を作っていただきありがとうございます」「スタッフと一緒に犬の散歩に行けて楽しかったです」などと書かれた感謝の寄せ書きが、スタッフに手渡されました。テント村から今まで身を寄せていた被災者の一人は、「長い間本当にお世話になりました。これからは自立して自分たちの力で頑張っていきたい」と決意を新たにし、ユニットハウス村を後にしました。

熊本

現在も壊れた自宅を修理している世帯と全壊した自宅の跡地に新居を建設している世帯については、自宅が住めるようになるまでの避難先として、自宅の敷地にユニットハウスを設置しました。軒先に設置したユニットハウスで避難生活を送ることになった被災者は「避難所を離れるのは寂しくなりますが、ユニットハウスを設置していただいたおかげで、家が完成するまで猫たちと一緒に安心して過ごせます」と、安堵の表情を浮かべていました。
熊本熊本
益城町では、全ての仮設住宅の完成の目途が立ったことで、町内最後の指定避難所である町総合体育館も10月31日で閉鎖されることが決まりました。同避難所にはピーク時に1352人が避難していましが、現在は200人近くまで減っています。
PWJは、熊本地震の被災者が一日も早く平穏な日常を取り戻せるよう、今後もサポートを続けていきます。
▼関連リンク
避難者同士をつなぐ料理の力(2016.9.23)
ユニットハウス村の運営を9月も継続(2016.9.7)
ユニットハウス村で納涼祭を開催(2016.8.24)
継続的に寄り添う支援~薬剤師ボランティア~(2016.8.18)
3か月活動報告書完成のご報告(2016.8.9)
短冊に想いを込めて・・・(2016.7.22)
ペットと一緒の避難生活を引き続きサポート~発生から3か月~(2016.7.7)
テントから、より快適なユニットハウスへ~発生から2か月~(2016.6.15)
捜索活動~避難所支援のまとめ映像をアップしました(2016.6.15)
佐賀からの応援~ボランティア派遣~(2016.5.18)
「生きていてよかった」「頑張ろう」を支える支援を~発生から1か月~(2016.5.14)
58世帯203人とペット87匹が避難中(2016.5.11)
テント43張りに173名が避難中、暑さ対策も着々(2016.5.4)
避難所での助け合いや全国からの支援が “生きる力”に(2016.5.3)
新たなテント設置場所決定、入居を開始(2016.5.2)
次のテント設置場所開設へ準備中(2016.4.29)
肌着や果物配布、避難所でピースコーヒー提供(2016.4.27)
避難テントに約140人、ペット約40頭受入中(2016.4.25)
22日の活動報告~トイレ設置、靴下など配布~(2016.4.23)
長期化する避難生活に備えて(2016.4.22)
ふるさと納税で寄付受付開始(2016.4.22)
明日暴風予報のため、バルーンシェルターを一時撤収し、テントにご案内しています(2016.4.20)
避難所にウレタンマットなど搬入(2016.4.20)
ペット連れの方、専用避難所をご利用ください(益城町総合体育館芝生広場)(2016.4.20)
避難所支援:18日の活動報告(2016.4.19)
益城町にバルーンシェルター設置、避難所として運用開始(2016.4.17)
避難所のニーズ調査開始(2016.4.17)
救助犬の靴について(2016.4.17)
救助犬チーム捜索2日目の報告(2016.4.16)
救助犬・レスキューチームが再出動(2016.4.16)
惣領、安永地区で活動中(2016.4.15)
救助犬・レスキューチームが益城町に到着(2016.4.15)
緊急寄付の受付開始(2016.4.15)
救助犬・レスキューチームが広島を出発(2016.4.14)
救助犬・レスキューチームが出動準備開始(2016.4.14)

SHARE

SUPPORTご支援のお願い

支援が必要な人々のために
できること

ピースウィンズは世界各地の地震・洪水・干ばつなどの自然災害と、
紛争や貧困など人為的な要因によって
生命や生活の危機にさらされた人を支援しています。
また、復興・開発のために支援を行います。

  • HOME
  • 私たちの活動
  • 【熊本地震】ユニットハウス村閉鎖 – 5カ月半の避難所運営が終了-