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私たちの活動

【熊本地震】ユニットハウス村の運営を9月も継続

熊本地震から5カ月が経とうとしている現在も、ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)はパートナー団体(公益社団法人Civic Force、アジアパシフィックアライアンス)と緊急支援合同チームを組み、益城町にて支援活動を継続しています。
熊本県内では、整備が計画されている仮設住宅4224戸中、3548戸が完成しました。ライフラインの復旧も進んだことで、避難所に身を寄せていた被災者の多くが仮設住宅へ引っ越したり、自宅に戻ったりしました。本震直後は県内855カ所の避難所に18万人が避難していましたが、8月下旬には指定避難所が20カ所を切り、避難者数は1000人を下回りました。
PWJが避難所として運営しているユニットハウス村も、ピーク時の7月中旬には46世帯118人が暮らしていましたが、9月に入り、21世帯45人まで減少しました。
熊本熊本
写真左:ユニットハウス村のドッグランにはペット用のプールも設置、同右:ペット一時預かり所で遊ぶ猫
ユニットハウス村は、仮設住宅や「みなし仮設」など、次の住処へ移行するまでの「つなぎ」として位置づけているため、当初は8月末までの運営を予定していました。しかし、壊れた自宅の修繕が終わっていなかったり、仮設住宅が決まっていなかったりする世帯が一定数あったため、現時点で行き先のない世帯の方々に限り、入居期間を9月末まで延長しました。
自宅を修理して戻ることを希望している世帯の中には、住宅関係の業者が多忙を極めているため、工事開始の目途が立たないケースもあります。仮設住宅については、益城町では現在も271戸が建設中のため、まだ入居することができない世帯が多数います。また、自宅は住めるようになったものの、今なお余震が続く中で、子どもが建物の中にいることを不安がるため、自宅に戻ることを躊躇している家族もいます。
このような転居できない事情を抱えている人たちからは、「ペットと一緒に避難できる場所がほかにないため、1ヶ月間の延長は本当に助かっている」「自立に向けた準備に時間をかけることができるようになった」などの声が寄せられています。
PWJは、被災者が一日でも早く平穏な日常を取り戻せるよう、引き続き現地でのサポートを続けていきます。

熊本
イベントで団欒する住民とボランティア

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