ピースウィンズ・ジャパンは、紛争や災害などの脅威にさらされている人びとに対して国内外問わず支援活動を行うNGOです。

地域復興・教育

Reconstruction

2014.10.9

【東北支援】南三陸町で企業とコサージュ作り体験教室を開催!

日本 地域復興・教育

被災地のコミュニティの再生と活性化を促そうと、ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は9月6日、レディースフォーマルウェアメーカー「株式会社東京ソワール」(本社=東京都港区)の協力で、ドレスや衣服に着ける花飾り「コサージュ」を作る体験教室を宮城県南三陸町内で開催しました。午前の部は「のぞみ福祉作業所」、午後の部は「南三陸ポータルセンター」で開催し、それぞれの部に22人、計44人が参加しました。同社の社員の方と参加した住民の皆さんで楽しい時間を過ごしました。
体験教室では、同社のサンプル製作や製品の製造過程で余ってしまう布地を活用したコサージュづくりに取り組みました。上質な布地と、キラキラしたきれいなビーズを使用して作るコサージュづくりに、参加した女性陣の気合が入りました。教室では、多くの人に体験して頂けるよう、あらかじめ社員の皆さんの手で花びらの形にカットされた布を用意して下さり、参加者は布を選んで接着剤で好きなように貼り重ね、コサージュを製作しました。また、この日は同社の3人の社員が、コサージュを作る技術や素材の選び方をていねいに教えてくれました。
午前の部は、障がいを持つ方の生活・作業支援を行う生活介護施設「のぞみ福祉作業所」で実施し、同作業所の利用者と近所の皆さんが参加しました。
コサージュ作りコサージュ作り
写真左:真剣に取り組む参加者のみなさん、写真右:デザインを考える参加者
参加した皆さんは、たくさんのきれいな布を前に、「迷ってしまって、選ぶのに時間がかかる」「何個作れるかしら?」「お母さんに作ってあげよう!」とうれしそうな様子。簡単な方法ではなく針を使った作り方を教わる積極的な人も数名出てきたり、福祉作業所利用者の作品づくりを近所の方が手伝ったりする場面もみられました。
株式会社東京ソワールの赤城静さんは「近所の皆さんと作業所の皆さんが一緒に活動し、どの方も楽しそうで素晴らしい笑顔をされていました。近所の皆さんが作業所の方の話に熱心に耳を傾けていたのが印象的でした」と感想を伝えてくれました。

コサージュ作り
午前の部、完成したコサージュをつけて集合写真

午後の部は、場所を「南三陸ポータルセンター」に移して教室を開催。いつもは「エコ平板」(廃材をモザイク模様に仕上げたコンクリート平板)の創作活動に参加している「いぶし銀倶楽部」のメンバーの皆さんらが参加してくれました。
コサージュ作りコサージュ作り
コサージュ作りコサージュ作り
写真上段左:きれいな布選びは時間がかかります、同右:この日用意されたかわいい材料
写真下段左:真剣ながら、会話も弾ませる参加者、同右:完成したきれいなコサージュ
午後の教室では、飛び入り参加も多く、それぞれの近況などを語りあいながら話も作業もはずみました。「おばあちゃん、元気?」「いま、どこさいんの(どこにいるの)?」「元気そうで~」などの本当に楽しそうな声が飛び交い、コサージュが完成すると早速、洋服や帽子、カバンなどにつけ、うれしそうな様子でした。
被災地での株式会社東京ソワールとPWJの連携イベントは、これまで同町と気仙沼市で実施され、今回が3回目になります。2年前にも同町を訪れた同社の原由佳さんは「道などの工事が進んでいて、景色が変わったなと感じました。しかし、今も仮設住宅に住む人は多く、2年前は多くいたボランティアの方も少なくなっていて、地元の人が復興のためにがんばっているのだと思いました。私がやれることは少ないのですが、何かの形でまたお手伝いができればと思いました」と伝えてくれました。
同社CSR担当の斎藤由美さんによると、同社の最初の社会貢献活動は老人ホームでのファッションショーだったそうです。PWJが高齢者をはじめとする住民向けの活動拠点「晴谷驛(ハレバレ―)」の建設を進めていることに関して、「オープンしたときにはぜひファッションショーをしましょう。今後も継続して活動をしていきたいと考えています」と話してくれました。
PWJでは、企業の持つ特色を活かした取り組みが被災した地域の活力となるよう、これからも企業との連携に積極的に取り組んでいきます。
▼関連リンク
高齢者や地域の人たちの拠点「晴谷驛(ハレバレー)」建設で安全祈願祭(2014.6.24)
「エコ平板」創作を定期実践中!(2014.7.15)

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