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【東北支援】高齢者や地域の人たちの拠点「晴谷驛(ハレバレー)」建設で安全祈願祭

2011年3月の東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県南三陸町では、高齢者の軽作業などのあっせんやサークル活動の拠点となっていた町シルバー人材センターが全壊し、多くの取り組みが中断されました。ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、震災前の日常の一部を取り戻し、地域コミュニティの再生につながるような、住民主体となる活動拠点の建設を進めています。その本格工事を前に6月4日、同町入谷(いりや)の建設予定地で安全祈願祭が行われました。

「生きがいサポートセンター」(仮称)の完成イメージ
高齢者や住民が集う拠点「晴谷驛(ハレバレ―)」の完成イメージ(デザイン:荒木洋建築士)

この事業の大きな目的は、高齢者や地域の人びとが交流する空間の再生と、軽作業などのあっせんサービスの実施です。カフェを併設して障がいを持つ人や高齢者が主体的に働ける場をつくることや、障がいを持った子どもたちを放課後に預かるサービスを提供している現地NPOとの施設のシェアも検討しています。
施設は鉄骨一部2階建て、延べ床面積約340平方メートルで、作業スペースや共有スペース、事務室などを備えます。これまでは「いきがいサポートセンター」という仮称にしていましたが、完成後はこの施設を拠点にする予定の「いぶし銀倶楽部」のメンバーの皆さんなどにも意見をうかがい、今後は「晴谷驛(ハレバレ―)」の愛称を使っていくことに決定しました。
安全祈願祭IMGP4609
写真左:前列左から、PWJ角免、PWJ大西代表、南三陸町保健福祉課最知課長、前同町シルバー人材センター勝倉理事長、写真右:工事の安全を祈って参列した人たち
安全祈願祭には、同町保健福祉課の最知課長、町シルバー人材センターの前理事長の勝倉弥司夫さんと前事務局長の鈴木清美さん、いぶし銀倶楽部メンバー、工事業者、PWJ代表理事の大西健丞、PWJ東北事業代表の角免昌俊らが参列。工事の無事を祈って鍬(くわ)入れを行いました。
PWJスタッフで、同施設建設など南三陸町での活動を担当する西城幸江は「いぶし銀倶楽部のみなさんが会場準備などで非常に積極的に協力してくれた。自分たちの施設という思いを持ってもらえているようで大変うれしかった。この場所にこういう施設が本当にできるんだと共有することができたと思う」と話しています。
施設は2014年9月ごろに完成し、同じ時期に運営が始められる見通しです。
※本事業は、ジャパン・プラットフォームからの助成金や皆さまからのご寄付により実施しています。
▼関連リンク
高齢者らが集い活動する場を再び(2014.1.10)
高齢者ら集い「エコ平板」創作体験(2014.3.24)
6/11付河北新報 「高齢者ら就労の場 NGOが施設建設へ」
 
 

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