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私たちの活動

【東北支援】福島で被災した犬や猫を保護・飼育

東日本大震災では、多くの犬や猫も痛手を負いました。とくに原発事故に見舞われた福島では、飼育が困難になった犬・猫が多くいます。ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、NPO法人犬猫みなしご救援隊(広島市安佐北区)、一般社団法人ふくしまプロジェクト(福島県猪苗代町)と連携しながら、被災した犬・猫の保護や飼育、動物愛護のための啓発活動にあたっています。
犬猫みなしご救援隊は、震災直後から被災地に入り、福島第一原発の周辺で飼い主とはぐれたり、仮設住宅や移転先で飼えなくなったりした犬や猫の保護活動を続けてきました。PWJは、それらの犬や猫が一日も早く飼い主のもとへ戻れることを願いつつ、2013年9月から、広島市内の施設に引き取られた犬72頭、猫250頭の保護・飼育に同救援隊と協力して取り組んでいます。
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写真:福島県で保護された犬や猫たち
ふくしまプロジェクトは、震災と原発事故で離ればなれになった飼い主とペットの再会を、一件でも多く一日でも早く実現するために始まった活動です。被災者から依頼を受けてペットを預かり、動物福祉の先進国といわれるドイツなどの取り組みから学んだ新たな基準のもとで保護・飼育することを目指しています。仮設住居などで生活する飼い主が、いつでもペットに会いに来ることができるように、福島県猪苗代町の元保養施設を改修して保護施設にすることに決めました。PWJは、この取り組みにより、飼い主の長引く避難生活の心労をやわらげ、放棄される可能性のあるペットを減らすことができると考え、保護施設改修工事の一部を負担し、2013年10月に完成しています。現在は、本格的にペットを受け入れるための犬舎改修・建設計画が進められており、今年春の本格始動を目指しています。

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写真:改修工事が終わった施設。奥が事務所兼研修施設となり、手前が犬舎になる予定

ピースウィンズ・ジャパンは、東日本大震災で被災した犬・猫の支援の他にも、災害救助犬・セラピー犬の育成や、捨て犬などの保護・譲渡活動を通じて人と犬との新しい関係づくりを目指す「ピースワンコ・ジャパン」プロジェクトを、広島県神石高原町で展開しています。
▼関連リンク
一般社団法人ふくしまプロジェクト
NPO法人犬猫みなしご救援隊
ピースワンコ・ジャパン

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