ピースウィンズ・ジャパンは、紛争や災害などの脅威にさらされている人びとに対して国内外問わず支援活動を行うNGOです。

地域復興・教育

Reconstruction

2013.11.25

ジブリ最新作「かぐや姫の物語」を特別上映

日本 地域復興・教育

スタジオジブリ最新作「かぐや姫の物語」(高畑勲監督)の映画公開に合わせ、ピースウィンズ・ジャパンは公開前日の11月22日と初日の23日、ジブリや配給の東宝株式会社などの協力を得て、宮城県南三陸町など被災地の4カ所で同作の特別上映会を開催しました。会場には、子ども連れやジブリ映画のファンなど合わせて約1,500人が来場し、切ない物語に感動の輪が広がりました。3会場では高畑監督やジブリの鈴木敏夫プロデューサーらによる舞台挨拶も行われ、高畑監督は「大変なことがあったけど、元気に生きて」と呼びかけました。
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写真:舞台挨拶を行う左から鈴木敏夫さん、朝倉あきさん(かぐや姫の声)、高畑勲監督、二階堂和美さん(主題歌)、西村義明プロデューサー、奥田誠治さん(日本テレビ)
ピースウィンズは東日本大震災直後の2011年4月、ジブリの協力で、ジブリ作品の「となりのトトロ」と「魔女の宅急便」を約20カ所の避難所で上映し、子どもなどを元気づけました。同年7月には最新作「コクリコ坂から」の特別試写会を宮城県気仙沼市と岩手県陸前高田市で開催しました。今回の上映は、「被災地を元気づける取り組みを続けていきたい」というジブリや東宝がピースウィンズの要請にこたえ、実現しました。
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写真:上映開始を待つ会場。左から南三陸町・ベイサイドアリーナ、陸前高田市・高田小
今回、特別上映を行ったのは、22日が福島県相馬市のはまなす館と宮城県南三陸町のベイサイドアリーナ、23日が岩手県陸前高田市の高田小学校と宮城県気仙沼市の階上小学校。いずれも小学生を連れた母親の姿も目立つなか、中学生や年配の方まで幅広い住民のみなさんに集まっていただきました。ユーモラスなシーンでは笑いが起きた一方、物語が終盤になると涙ぐむ人も少なくありませんでした。
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写真:映画に見入る子どもたち
高畑監督らの舞台挨拶は、22日の相馬市は上映前でしたが、23日の2カ所はともに上映終了後のサプライズ。高田小学校では、司会が「今日はスペシャルゲストがいます。高畑監督やジブリの鈴木プロデューサーが来てくれています」と紹介すると、「ウォー」という歓声が上がりました。
舞台挨拶で高畑監督は、太平洋戦争中、小学4年生で空襲に遭い、自宅が焼失したことも織り交ぜながら、「立ち上がって、勉強して、元気に生きていけば、状況はよくなる」と激励。かぐや姫の声を担当した朝倉あきさんは、作品のなかで気に入っているセリフを披露し、主題歌「いのちの記憶」を歌う二階堂和美さんは、会場で主題歌を歌い上げました。
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写真左:ゲスト登場に驚き!、写真右:主題歌「いのちの記憶」を歌う二階堂さん
階上小学校で映画を見た小学5年生の女子3人は「感動した。絵がきれいだった。ずっと泣いていた」と話してくれました。南三陸町の上映に参加した年配の女性2人は「おとうさん(夫)は津波で亡くなったのだけれど、最後のシーンを観ていて、ああ、おとうさんも天がお月様に連れていってくれたんだと思った」「昔は人間と自然はいっしょだったけれど、いつの日からか、都会暮らしにあこがれて野山を崩していく生活になってしまっていると感じた」などと感想を話してくれました。
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写真左:高畑監督ら関係者が乗ったバスをいつまでも見送り、写真右:会場の一つ、高田小学校の隣接地では公営住宅の建設が進む。さらに後方は海。
関連リンク
◆お知らせ
「となりのトトロ」などのジブリ作品を巡回上映(2011.4.13)
ジブリ最新作「コクリコ坂から」特別試写会を開催(2011.7.5)
◆ブログ
ジブリ最新作「コクリコ坂か ら」 特別試写会を開催!(2011.07.07)
 
 

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