ピースウィンズ・ジャパンは、紛争や災害などの脅威にさらされている人びとに対して国内外問わず支援活動を行うNGOです。

2012.5.1

被災地の子どもたちへ楽器を提供(1/2)気仙沼市編

日本

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、東北被災地の子どもたちへの心のケアの一環として、岩手県陸前高田市、宮城県気仙沼市、南三陸町ならびに宮城県沿岸部の支援学校へ、楽器を提供しました。
この事業は、音楽家の久石譲さんによるチャリティコンサートの収益の一部を東北被災地での楽器支援に充てたいとの要望にPWJが応え、子どもたちが音楽を通じて豊かな情操を育むことを目的に実施しました。

楽器は、障がいを持つ子どもたちが通う特別支援学級を中心に提供しました。この子どもたちは、普段の生活の中でも、多くのストレスを抱えながら生活をしています。特に震災後は、余震が続く中で不安を隠せず落ち着かなくなっている子が多かったそうです。そこで、楽器があることで子どもたちにとって通学が楽しいものとなり、授業もスムーズに行えるようにとの考えから、先生たちと一緒に楽器を選び、弦楽器や打楽器を届けることになりました。

気仙沼市 久石譲さん楽器支援

気仙沼市 久石譲さん楽器支援

提供した楽器(C)PWJ

楽器を提供した学校の先生からは、次のような声をいただきました。
「授業内容のバリエーションが増えただけでなく、生徒にとって生活の幅が広がりました。楽器の演奏を通じて子どもたちの感性が育っていくと期待しています。」
「今回初めてウクレレに触れることができた子どもたちが、大喜びしていました。普通学級の子どもたちと一緒に演奏するときには、なかなか上手く演奏できずに音楽が嫌いになることが多いのですが、特別支援学級の生徒のための楽器が届いて、“できる”という自信や喜びにつながっているようです。」
特別支援学級の子どもたちが、音楽に合わせ楽しんで体を動かしたり、他のクラスの生徒と交流する機会が増えたとの感想が寄せられ、なかには、地元の伝統音楽を伝えていくために、学校以外のイベントでも太鼓演奏をしていきたいという学校もありました。また、「楽器が届いたことで自分自身が元気になった」と、話される先生もあり、先生たちにとっても楽器を通じた心のケアの効果を実感されたようでした。

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上:子どもたちからの絵、下:手紙(C)PWJ

■関連リンク
 東北チームのブログ「楽器支援への感謝メッセージ!!」はこちら

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